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日本の安全保障とマス・メディア2

第2節    読売新聞の提言 1

 

 1950年(昭和25年)5月15日の社説、「全面講和論者への警告」(注1)において、

 

「由来現実を無視した理想論や強硬論は一時の人気に投じやすい」

 

と、注意を促し

 

「理想的な形における全面講和と、単独講和を比較すればだれしも全面講和をのぞむのは当たり前である。」

 

と、理想論に傾きやすいことを指摘し、しかし、

 

「現下の国際情勢ならびに講和会議における日本の客観的な地位からするとこのような主張が何らの効果を生まないばかりでなく、場合によれば国家国民の立場を不利に導く恐れさえあることを強く反省しなければならない。」

 

と、理想論の全面講和を主張する野党を批判している。

 

こうした傾向が

 

「共産党の思うつぼ」

 

で、野党の全面講和論が、結果、共産主義を招くと警鐘を鳴らしている。