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現代日本の安全保障とマス・メディア16

第5章 1976年 旧・防衛計画の大綱における防衛力 航空自衛隊2

 

 

 

 

要撃戦闘機部隊は10個飛行隊、支援戦闘機部隊は3個飛行隊、航空偵察部隊は1個飛行隊、航空輸送部隊は3個飛行隊と定められ、作戦用戦闘機430機、うち戦闘機350機と定められた。

 

要撃戦闘機は

 

ノース・アメリカンF-86Fセイバー戦闘機435機、

 

ノース・アメリカンF-86Dセイバー・ドッグ戦闘機122機、

 

ロッキードF-104J/DJスター・ファイター戦闘機230機、

 

マクドネル・ダグラスF-4EJファントム戦闘機

(初飛行1958年、自重13500kg、総重量18818kg、推力79,62kN×2)140機(注1)

 

と、更新され続けた。

 

 

また1977年に国防会議で導入が決定し、1980年から導入されたマクドネル・ダグラスF-15J/DJイーグル戦闘機

(初飛行1972年、自重12973kg、総重量20244kg、最大重量30845kg、推力105,7kN×2)

 

が225機の導入が計画された。(200機に縮小、総生産数は213機)。(注2)

 

 

F-15J/DJ戦闘機は1981年に西部航空方面隊の新田原基地に第5航空団隷下に「F-15臨時飛行隊」が結成され配備されたのをはじめに、第202飛行隊に続いて配備され、1984年に第2航空団隷下に第203飛行隊へのF-15J/DJが配備されたことでF-104Jの更新を完了、第204飛行隊(茨城県・百里基地)、第305飛行隊(石川県・小松基地)、第304飛行隊(福岡県・築城基地)と配備が続いていった。

 

F-15J/DJイーグル戦闘機は、大型にもかかわらずチタニウム合金を従来機より大幅に使用したため重量が抑えられ、大推力による高機動、高速巡航で空戦において圧倒的に優位に立つ。

 

電子装備も大型な機体を生かし、大型ゆえ高性能なAPG-63レーダー火器管制システムを搭載している。

 

電子戦装置はアメリカ議会の反対で導入できなかった戦術電子戦システムTEWS(AN/ALR-56レーダー警戒装置、AN/ALQ-135電子妨害装置、AN/ALQ-128電子戦警戒受信装置、AN/ALE-45チャフ/フレア・ディスペンサーなどで構成)に代えて、

日立製作所が開発した国産電子戦装置J-TEWS(J/APR-4レーダー警戒装置、J/ALQ-8電子妨害装置、AN/ALE-45Jチャフ/フレア・ディスペンサー、J/APQ-1後方警戒装置などで構成)を装備し、20世紀では超一流の性能を誇った。