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現代日本の安全保障とマス・メディア27

第1節 東アジア各国の戦力 アメリカ合衆国太平洋軍 1995年-2017年3

 

太平洋海兵隊部隊は兵員約6万人、M1A1戦車、GMカナダ(現・GDLSカナダ)製LAV装輪装甲車、フード・マシナリー・アンド・ケミカル・コーポレーション(現・BAEシステムズ)製AAV7水陸両用強襲車を装備する。(注2)

 

航空機はマクドネル・ダグラス(現・ボーイング)F/A-18A/C/Dホーネット戦闘攻撃機(原型YF-17初飛行1974年、実戦配備生産型F/A-18A/B初飛行1978年、機体空虚重量10455kg、推力78,3kN×2)

を12個飛行隊144機(注3)、

 

マクドネル・ダグラス(現・ボーイング)AV-8BハリアーⅡ垂直離着陸攻撃機(初飛行1978年、機体重量5670kg、推力95,kN×1)(注4)を188機装備し、近接航空支援をおこなう。

 

F/A-18A/C/Dホーネット戦闘攻撃機とAV-8BハリアーⅡ垂直離着陸攻撃機は、ロッキード・マーティンF-35CライトニングⅡ戦闘機67機とロッキード・マーティンF-35BライトニングⅡ短距離離陸垂直着陸戦闘機353機に代替され、航続距離の延伸とステルス性が確保され、作戦能力が向上される。

 

輸送機能はシコルスキーCH-53Dシー・スタリオン輸送ヘリコプター(定員37人)、シコルスキーCH-53Eスーパー・スタリオン輸送ヘリコプター(定員65人)、ボーイング・ヴァートルCH-46シー・ナイト輸送ヘリコプター(定員26人)、ベルUH-1Nツイン・ヒューイ汎用ヘリコプター(定員11人)で兵員を輸送する。

 

また合衆国海兵隊はベルAH-1Wスーパー・コブラ攻撃ヘリコプターなどヘリコプター408機、輸送機など36機を有する高機動・高攻撃力で、緊急展開が可能な部隊である。

 

アメリカ海軍の太平洋艦隊の強襲揚陸艦6隻(ヘリコプター30機、エアー・クッション揚陸艇3隻搭載、収容人員1900人×6)、ドック型輸送揚陸艦8隻(ヘリコプター6機、エアー・クッション揚陸艇4隻搭載、収容人員840人×8)、ドック型揚陸艦6隻(エアー・クッション揚陸艇4隻搭載、収容人員500人×6)によって紛争地帯、危機地帯に派遣される。

 

沖縄県にS・D・バトラー海兵隊基地司令部がおかれ、第3海兵遠征軍が駐留する。沖縄県キャンプ・コートニーには第3海兵機動展開部隊司令部と、第3海兵師団司令部がおかれ、海兵隊の各部隊が沖縄県のキャンプ・ハンセン、キャンプ・シュワブの第4海兵連隊、普天間基地の第36海兵航空群など中心に配備され、周辺国に抑止力として睨みを利かせている。

 

山口県岩国基地にはマクドネル・ダグラスF/A―18A/Bホーネット戦闘攻撃機、マクドネル・ダグラスAV-8BハリアーⅡ短距離離陸・垂直離着陸攻撃機が配備され、海兵隊地上戦闘部隊への近接航空支援を可能にしている。

また、ボーイング・ヴァートルCH-46シー・ナイト輸送ヘリコプター、シコルスキーCH-53Dシー・スタリオン輸送ヘリコプターは、2016会計年度までにヘリコプターと固定翼航空機の利点を併せ持つティルト・ローター航空機ボーイング/ベルMV-22Bオスプレイ垂直離着陸輸送機16個現役飛行隊(192機)、2個予備役飛行隊(24機)に置き換わり、飛躍的に航続距離が伸び、揚陸作戦が容易になる。最終的には360機が導入される。

攻撃ヘリコプターはAH-1Wスーパー・コブラ攻撃ヘリコプターからAH-1Zヴァイパー攻撃ヘリコプターに更新され、全機全天候攻撃能力、ネットワーク中心戦能力を持つことになる。

汎用ヘリコプターもまたUH-1Nツイン・ヒューイ汎用ヘリコプターからUH-1Yベノム汎用ヘリコプターへ更新され、AH-1Zヴァイパー攻撃ヘリコプターと共用部が増え、経済性、整備性、兵站性が良くなる。

重量物運搬のシコルスキーCH-53Eスーパー・スタリオン輸送ヘリコプターは更なる効率化、重量物運搬能力強化がすすめられたシコルスキーCH-53Kキング・スタリオン輸送ヘリコプターに代替される。

 

合衆国海兵隊の電子戦機はグラマン(現・ノースロップ・グラマン)EA-6Bプラウラー電子戦機4個飛行隊22機であったが、ボーイングEA-18Gグラウラー電子戦機に置き換わらず、2019年に解隊する予定である。

代わりにAN/ALQ-231イントレピッドタイガーⅡ電子戦ポッドをF/A-18戦闘攻撃機やAV-8B垂直離着陸攻撃機に搭載、またはF-35B短距離離陸垂直離着陸戦闘機のAN/APG-81レーダーの電子戦機能で代替する。

 

空中給油機はKC-130T空中給油機からKC-130J空中給油機に置き換得られる。