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現代日本の安全保障とマス・メディア36

第1節 東アジア各国の戦力 アメリカ合衆国太平洋軍 1995年-2017年12

 

合衆国空軍は「グローバル・パワー、グローバル・リーチ」をスローガンに、装備の数、質ともに世界最高の水準で、制空、電子戦、敵防空制圧、戦術爆撃、戦術偵察、航空阻止、近接航空支援、戦略偵察、戦略爆撃、世界展開、戦略輸送、戦術輸送すべてをこなすことのできる唯一の空軍である。

 

 おもな軍団(メジャー・コマンド)に空軍航空戦闘軍団(航空戦センター、第9空軍、第12空軍)、空軍グローバル・ストライク軍団(全地球攻撃軍団、第8空軍、第20空軍)、空軍航空機動軍団(空軍遠征センター、第18空軍)、空軍特殊作戦軍団(空軍特殊作戦航空戦センター、第23空軍)、空軍宇宙軍団(第14空軍、第24空軍)、太平洋空軍(第5空軍、第7空軍、第11空軍)、在ヨーロッパ合衆国空軍(第3空軍)、空軍教育訓練軍団(第2空軍)、空軍資材軍団(空軍ライフ・サイクル管理センター、空軍試験センター)、空軍予備軍団(第4空軍)、空軍州兵がある。

 

 合衆国空軍の爆撃航空団は、戦略爆撃だけでなく戦術爆撃もおこなうようになった。1992年に戦略航空軍団(SAC)と戦術航空軍団(TAC)が廃止され、航空戦闘軍団(ACC)に統合されてから、それは進んだ。

 

レーダーで捉えることは非常に困難であるノースロップ・グラマンB-2Aスピリット爆撃機を20機(TAI20機、PAI16機、生産機数21機)保有している。

 

AGM-86巡航ミサイル、AGM-129巡航ミサイルの運用が可能なロックウェル・インターナショナルB-1Bランサー爆撃機を100機生産、66機保有している。

 

500ポンドJDAM(統合直接攻撃爆弾、GPS誘導爆弾)を80発ほど機内に搭載できるボーイングB-52H爆撃機を58機ほど保有する。

 

 ただ杜撰な核管理が原因で、戦略核運用を担当するグローバル・ストライク軍団(全地球攻撃軍団)が創設され、爆撃航空団は航空戦闘軍団から分離された。