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現代日本の安全保障とマス・メディア37

第1節 東アジア各国の戦力 アメリカ合衆国太平洋軍 1995年-2017年13

 

制空戦闘機には20世紀最強の戦闘機であるマクドネル・ダグラスF-15A/B/C/Dイーグル戦闘機を249機保有、213機運用している(合衆国空軍/空軍州兵向け総生産機894機、1989年調達終了)。

 

1974年の実戦配備から数々の紛争に投入されてきたが、敵に撃墜されたことはない。E-3セントリー空中警戒管制システム機の支援を受け行動する。大半が退役、または空軍州兵、空軍予備軍団など二線級部隊に移籍している。

 

177機はレーダーをアクティヴ電子スキャンド・アレイ・レーダーのAN/APG-63(V)3に換装し、AIM-120C/D空対空ミサイル、AIM-9X空対空ミサイルを運用可能にした「ゴールデン・イーグル」として合衆国空軍の一線級部隊として2020年代まで現役に残り、F-22Aラプター戦闘機とともに制空任務に就く予定である。

 

 

 F-15イーグル戦闘機の後継の制空戦闘機として開発されたのがF-22Aラプター戦闘機である。1989年のパナマ侵攻を初陣に、アメリカの係わる戦闘においてなくてはならない存在となったロッキード・マーティンF-117ナイト・ホーク戦闘爆撃機から導入されたステルス技術は、ロシア、ヨーロッパ、日本より大幅に先を行っていった。

 

そのステルス技術を導入、世界初の本格的ステルス制空戦闘機ロッキード・マーティンF-22Aラプター戦闘機(原型YF-22初飛行1990年、実戦配備生産型初飛行1997年、標準重量19700kg、推力156kN×2)は、

 

ステルス技術以外にも高推力エンジンによるアフター・バーナーを使用せずにマッハ1,58という超音速巡航が可能で、推力偏向制御(TVC)装置による画期的な機動、長距離捜索・多目標同時処理が可能なAN/APG-77アクティヴ電子スキャンド・アレイ・レーダー火器管制装置、統合電子戦システムなどを導入、F-15戦闘機の「航空優勢戦闘機」からF-22戦闘機は「航空支配戦闘機」となった。(注22)当初、750機が生産される予定であったが、187機の生産にとどまった。