· 

現代日本の安全保障とマス・メディア41

第1節 東アジア各国の戦力 アメリカ合衆国太平洋軍 1995年-2017年17

 

第5空軍の主力は沖縄県嘉手納基地の第18航空団で、F-15C/Dイーグル戦闘機を主力装備とし、制空戦闘を重視している。

 

第44戦闘飛行隊、第67戦闘飛行隊にF-15C/Dイーグル戦闘機が配備され、支援戦力として第961空中指揮管制飛行隊のボーイングE-3セントリー空中警戒管制システム機、第909空中給油飛行隊のボーイングKC-135ストラトタンカー空中給油機、HH-60Gぺイヴ・ホーク救難ヘリコプターを装備し、F-15C/Dイーグル戦闘機を補佐する。

 

第35戦闘航空団は青森県三沢基地を本拠とし、第13戦闘飛行隊、第14戦闘飛行隊がF-16C/Dブロック50ファイティング・ファルコン戦闘機を装備する。

 

第35戦闘航空団のF-16C/Dブロック50ファイティング・ファルコン戦闘機には、敵防空制圧(SEAD)任務が課せられており、有事の際はF-15C戦闘機護衛のもと、先んじて敵防空網制圧・破壊に投じられる。

 

また三沢基地にはノースロップ・グラマンRQ-4Bグローバル・ホーク無人偵察機が展開する。

 

第374輸送航空団は横田基地にロッキード・マーティンC-130H輸送機を配備しているが、有事の際は数多くの輸送機、支援機が指揮下に入ることが予想される。

 

 

 第7空軍は韓国防衛が主任務であり、仮想敵は北朝鮮である。F-16C/Dブロック40ファイティング・ファルコン戦闘機を装備する第8戦闘航空団(群山基地)は対地、対空の両方の戦闘に対応する。

 

第51戦闘航空団(烏山基地)は、F-16C/Dブロック40ファイティング・ファルコン戦闘機とともに、対地攻撃、特に近接航空支援能力を重視した設計のフェアチャイルドA-10A/OA-10AサンダーボルトⅡ攻撃機を装備し、押し寄せる北朝鮮地上兵力の機械化部隊、機甲部隊への攻撃、友軍の進軍の支援のための近接航空支援が主要な任務である。

 

第5空軍が日本を基盤とし、広く極東、東アジアをカバーするのに対し、第7空軍は韓国防衛に特化している。

 

 

 第11空軍は混成航空団の第3航空団(アラスカ州エルメンドーフ・リチャードソン統合基地、旧エルメンドーフ空軍基地)に、F-22Aラプター戦闘機、E-3セントリー空中警戒管制システム機、C-130Hハーキュリーズ輸送機を装備する大規模航空団で、有事の際は各地に展開する。

 

第354戦闘航空団(アラスカ州イールスン空軍基地)はF-16C/Dファイティング・ファルコン戦闘機とOA-10CサンダーボルトⅡ攻撃機を装備する対地攻撃任務を主任務とする部隊で、アラスカ州に配備されている空中給油機とともに、各地に派遣することが可能である。

 

 第13空軍は隷下に部隊をもっていない。第13空軍のグアム島アンダーセン空軍基地はB-2スピリット爆撃機、RQ-4Bグローバル・ホーク無人偵察機などが展開し、東アジアの危機に対応していた。第13空軍は2012年後半に廃止されることになった。