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現代日本の安全保障とマス・メディア44北朝鮮海軍・空軍

第2節 東アジア各国の戦力 北朝鮮  

 

第1項 1995年-2005年2

 

北朝鮮の海軍力は、近代戦に耐えうるものではないと思われるが、工作員、ゲリラ、コマンドの敵地浸透のための特殊装備、違法装備は数多く装備しているようである。

 

サンオ級小型潜水艦21隻、半潜水艇50隻、小型ガス・タービン搭載高速巡航艤装漁船、艤装漁船や貨物船に搭載されている小型高速ボート、小型潜水艇、水中スクーターを装備し、レーダー、ソナーでの捜索が困難で、目視による発見も困難、港湾での審査も難しい。

 

 

空軍力はロシア製MiG-29戦闘機、MiG-23戦闘機、スホーイSu-25攻撃機などを保有している。

 

主力はアントノフAn-2輸送機300機で、ゲリラ・コマンド部隊の輸送である。ほかに木製グライダー、気球などレーダーでの捜索が困難な航空機でゲリラ・コマンド部隊の輸送が考えられる。

 

1980年代半ばまでに、ソ連の開発したスカッド弾道ミサイルを改良したスカッドBミサイル、スカッドCミサイルを配備、韓国と日本の本州西部、九州北部の脅威となってきた。

 

1992年には射程距離1300kmのノドン1号の開発に成功し、1993年には日本海・能登半島沖にノドン1号の試射をおこない成功、日本に対する脅威は非常に強まった。

 

ノドン1号はすでに200基は配備されている模様である。さらに1998年には日本国土を超えるかたちでテポドンを試射した。テポドン2、ムスダンなどより射程の長い弾道ミサイルも開発中である。

 

また、化学兵器、生物兵器、核兵器の配備にも力がそそがれ、すでに保有、配備したものと考えられる。

 

 北朝鮮は西ドイツの商社を利用して、マクドネル・ダグラスMD500ヘリコプターを87機購入した。MD500は合衆国陸軍MH-6リトル・バード、韓国陸軍OH-6カイユースと同じ形で、北朝鮮はMD500を韓国陸軍OH-6の塗装と同じ塗装にして運用している。また、北朝鮮はアフリカから黒人兵を買い、合衆国陸軍の戦闘服を着せている。