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現代日本の安全保障とマス・メディア83機動隊

各種凶悪刑事事件、テロリズム、ゲリラ事件、コマンド対処に幅広く投入されるのは警察の機動隊である。機動隊はSAT隊員の選抜母体にもなっており、さらにSAT出身者が特殊犯捜査係、総理大臣官邸警備隊に転属し、技術を伝承していく。

 

機動隊は、警視庁に9個機動隊(第1機動隊:千代田区、第2機動隊:墨田区、第3機動隊:目黒区、第4機動隊:立川市、第5機動隊:新宿区、第6機動隊:品川区、第7機動隊:調布市、第8機動隊:新宿区、第9機動隊:江東区)と1個特車隊(新宿区)の10個隊、3000人と特殊急襲部隊(SAT)3個隊60人がおかれる。

 

大阪府府警には、3個機動隊900人と特殊急襲部隊2個隊40人がおかれる。

 

千葉県警察には、3個機動隊900人と特殊急襲部隊1個隊20人、成田国際空港警備隊(新東京国際空港警備隊から改称、国家予算で運営され警察庁警備局が指揮し、隊員も全国の都道府県警察の警察官から構成され、6個空港機動隊が設置されている)1500人がおかれる。

 

神奈川県警察と福岡県警察には、2個機動隊600人と特殊急襲部隊1個隊20人がおかれる。他の府県警察には1個機動隊が定数なくおかれる場合と、または常勤の第1機動隊とパートタイムの第2機動隊がおかれる。

 

またパートタイムの管区機動隊が関東管区機動隊、中部管区機動隊CRRF、近畿管区機動隊KRRFを中心に3000人が置かれている。

 

総理大臣官邸特別警備隊100人はSAT出身者で構成され、89式小銃、H&K MP5機関拳銃が配備されている。皇宮警察特別警備隊50人にもH&K MP5機関拳銃が配備されている。

 

機動隊の装備は2002年のサッカー・ワールド・カップ開催地の道府県警察機動隊と警視庁第1機動隊、第7機動隊、第9機動隊にはポリカーボネード製盾とニー・パット&エルボー・パット付出動服に更新された。機動隊銃器対策部隊の装備もニューナンブM-60 38スペシャル口径(9mm×29R 5発装弾)リボルバー拳銃と催涙弾発射装置から、ヘッケラー&コッホ(H&K) MP5機関拳銃(サブ・マシンガン、9mm×19口径)に変更された。拳銃も今後はヘッケラー&コッホ(H&K)P2000に代替されていくと思われる。

 

車両は三菱重工業によって防弾鋼板で防弾化された三菱ふそうキャンター特型警備車・小型警備車、日野ガーラ大型バスがベースの輸送警備車や三菱ふそうファイター遊撃放水車、三菱ふそうスーパー・グレート銃器対策特型警備車、三菱ふそう、日野自動車/いすゞ自動車/Jバス、UDトラックスが製造する大型輸送車、日産シビリアン、三菱ローサ、いすゞジャーニー、トヨタ・コースターなどマイクロバスのⅠ型遊撃車、紺色または白色のトヨタ・ハイエース、日産キャラバン/ホーミー、トヨタ・ランドクルーザーのⅡ型遊撃車、SUVがベースのゲリラ対策車が配備されている。偵察・斥候用や移動用にはセダンのの覆面車が使われる。

 

指揮のために用いられる多重無線車にはトヨタ・ハイエース、日産キャラバン、日産シビリアン、バス型大型輸送車改造多重無線車、遊撃車Ⅰ型多重無線車、遊撃車Ⅱ型多重無線車、捜査指揮車が使われる。SATには隊長車には三菱パジェロ、トヨタ・ランドクルーザーなどの防弾車、移動車に日野リエッセ小型バス、装備搬送車には三菱ふそうキャンター・ガッツ、三菱ふそうファイター、三菱ふそうスーパー・グレートが用いられる。

 

警視庁警備部警護課、警備部警衛課、大阪府警警備部と京都府警の警護警衛課、各県警の警備部警護課の警護任務にはシボレー・エクスプレス、シボレー・アストロにTLアンテナ2本以上を装備したものや、高い座席位置からの視野確保のためと突撃阻止・防止のために重量が重く車高の高いシボレー・タホ、いすゞビッグホーン、トヨタ・ランドクルーザー、三菱パジェロなど中型、大型のSUVが使用される。装備はSIG P230 32ACP口径拳銃、S&W M3913 LADY SMITH拳銃、ニューナンブM60 38スペシャル口径リボルバー拳銃である。