細川護熙・元首相の主張
1998年(平成10年)の「FOREIGN AFFAIRS」3/4月号に「ARE U.S.TROOPS IN JAPAN NEEDED? 米軍の日本駐留は本当に必要か」において、
北朝鮮、中国の脅威は、日本、台湾、韓国にとって軍事的優位をうばわれるものではないとし、
実質的に防衛を担っているのは自衛隊で、アメリカ軍ではないと主張、
アメリカ軍基地撤退を望む国民の声からも、アメリカ軍は撤退し、同盟関係は続けるべきだとしている。
日本、韓国、台湾の防衛力は、中国、北朝鮮の強大な軍事力の前には脆弱で、すべての安全保障の事象においてアメリカ軍との協力が必要なのは自明の理である。
日本の防衛は自衛隊だけが担っているのではなく、アメリカ軍との協力によって成立している。
安易なアメリカ軍の撤退は東アジアに動揺を生むだけである。
また、基地撤退を求めながら同盟の維持を求めるのは、多分にアメリカに甘えた主張である。(注9)
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