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現代日本の安全保障とマス・メディア255岡崎久彦・外務省情報調査局長/タイ大使

岡崎久彦 元タイ大使の主張

 

 

 

 極東有事に対し、F-15戦闘機を200機ほど保有している日本が、なんらの協力をしなければ、日米同盟は破綻すると、警鐘を鳴らし、

内閣法制局の「保有しているが、行使できない」という珍妙な解釈を改め、集団自衛権の行使による日米同盟の強化を主張している。(注28)

 

 

また、1994年1月20日の読売新聞「論点」では、「防衛大綱改訂への注文」と題し、

 

「情勢判断と戦略思想の閣議決定は避け、随時改訂できるものがのぞましい。さらに先端技術を取り入れた防衛計画を推進すべきだろう。」、

 

「『世界は軍縮傾向だから』というムード的議論は根拠が薄い。ヨーロッパ正面の欧米諸国の軍事費の比較は無意味である。」

 

と断言、

 

柔軟な戦略思想と安易な軍縮論を否定している。(注29)