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桂文枝、激怒!

桂きん枝は裕福な家庭で育ったわけではないが、末っ子で甘やかされて育ってきた。 

 

後の桂文枝になる桂小文枝師匠に入門したときも甘えが抜けきらず、師匠に向って 

 

「チャンネル変えて」「おかわり」 

 

など横柄な口をきいていた。 

 

師匠もなぜかいいなりになっていたが、ある日 

 

「ここはわしの家や!わしのテレビや!」 

 

と激怒した。 

 

師匠は怒りを溜めに溜めてから爆発させるタイプの人だった。