現代日本の安全保障とマス・メディア260鴨武彦・東大教授


鴨武彦・東京大学法学部教授の主張

 

 

  雑誌「Ronza」1995年(平成7年)4月号において、「大国主義路線を廃し、民生国家をめざせ」と題し、

 

「憲法の前文を含め、日本が『平和の理念』を諸外国に対する国家の『普遍的メッセージ』として今後とも発信しつづけ、国際社会に良識ある『日本の思想』だと理解してもらうことが大事だと考える。」(注4)

 

と述べ、

護憲平和外交、防衛消極政策を主張している。