新しい日本の安全保障戦略1
報告書の第1章では、
日本の新しい安全保障戦略構築の前提となる情勢はグローバル化と相互依存の深化のため、主要国間関係は安定し、大規模紛争の蓋然性は低下したとする一方で、
国際テロ、
大量破壊兵器の拡散、
海賊などのトランスナショナルな問題
が増加していると主張している。
そうした情勢を受け、
日本の安全の確保、
世界で活動する日本人の安全、
経済活動や移動の自由の保障、
世界の安定
を目指すべきとしている。
問題解決方法として、
今まではアメリカが国際公共空間をコントロールしてきたがその影響力の低下の可能性も鑑み、協調的国際システム維持のため新興国のシステム参加、主要国の問題解決のための行動
を求めている。
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