宮沢喜一首相は、1992年のアメリカ大統領選挙における共和党予備選挙で
現職のジョージ・H・W・ブッシュ大統領に対抗するパット・ブキャナンについて
「あんな人たいしたことないでしょ。」
と発言した。
しかしパット・ブキャナンは直後のニュー・ハンプシャー州での共和党予備選挙でトップになった。
パット・ブキャナンは「アメリカ・ファースト」、「バイ・アメリカン」を訴え、不景気のアメリカで人気を獲得した。
ジョージ・H・W・ブッシュは「冷戦で勝利」、「湾岸戦争で勝利」した「偉大な大統領」を主張したが、
不景気で経済重視の世論の動向を理解できていなかった。
ジョージ・H・W・ブッシュはその後の大統領選挙で、ビル・クリントンに敗れた。
ビル・クリントンも経済重視を訴えたのであった。
ジョージ・H・W・ブッシュは現職大統領有利の大統領選挙で敗れてしまった。
宮沢喜一はジョージ・H・W・ブッシュを信じていた。
しかしジョージ・H・W・ブッシュは所詮、「レーガン遺産」だけの人だった。
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