片手間の戦争に苦しむアメリカ

アメリカは

 

イラン、イラク、北朝鮮との戦争は

 

「小規模紛争」

 

と明記していた。

 

「戦争」

 

は中国、ロシアのみであった。

 

 

ジョージ・W・ブッシュ政権は

 

コリン・パウエル国務長官、リチャード・アーミーグリーン国務副長官が主導し、

 

中国を

 

「戦略的競争相手」

 

として封じ込める方向になっていた。

 

 

しかし911テロに動揺したアメリカは対テロ戦争を始めた。

 

片手間の「小規模紛争」以下の対テロ戦争に手こずるアメリカ。

 

さらにイラク戦争を始めるが、片手間が終わらない。

 

 

イラク、アフガニスタンの片手間の戦争のせいで

 

本丸の中国、ロシアの暴走に手を打てないアメリカ。

 

 

コンドリーザ・ライス国務長官は親中派のヘンリー・キッシンジャーの言うとおりに

中国、北朝鮮に夢を見た。

 

 

ロバート・ゲイツ国防長官は

 

「F-22戦闘機はイラクやアフガニスタンでは役に立たない」

 

と言い、187機で調達を打ち切ってしまう近視眼的行動しかとれなかった。

 

 

片手間という惰眠をむさぼったせいで中国はアメリカにとっての本当の脅威になってしまった。

 

15年前の中国は、日本にとっては脅威であったがアメリカなら抑えられた。

 

 

イラク、アフガニスタンの3流、4流の武装集団の相手ばかりしていたので、アメリカの実力は落ちてしまった。

 

中国、ロシアには惰眠15年の戦い方は通用しない。

 

巻き返す方針だが、先行き不透明である。