中国はソ連のMiG-21戦闘機を、殲7という中国名を付けて人民解放軍海軍、人民解放軍空軍に配備した。
さらに中国は殲7戦闘機を大幅に改造し、殲8戦闘機を開発、製造した。
殲8戦闘機は航空機性能は向上したが、電子装備などアヴィオニクスは80年代中国のもので
アメリカの戦闘機にはまったく及ばないものだった。
ソ連包囲のため中国と手を結んだアメリカは、中国の要請に応じ中国に軍事技術を積極的に提供した。
アメリカはF-14トムキャット戦闘機を開発、製造したグラマンや、リットン、ウェスティングハウスエレクトリックなどアメリカを代表する企業に殲8戦闘機の近代化改良を許可した。
殲8Ⅱ戦闘機はほぼ完成していたが、天安門事件によりアメリカ企業は撤退した。
天安門事件によってアメリカとの関係が悪化した中国だったが、そのころ経済が困窮していたのでロシアに接近した。
中国はロシアの最新鋭高性能戦闘機スホーイSu-27戦闘機の輸入に成功した。
ソ連時代は最新鋭兵器、高性能兵器の安易な輸出を避けていたが、ロシアは苦しいので認めてしまった。
1993年、中国にスホーイSu-27戦闘機がまず到着した。
経済が困窮しているロシアはさらに、スホーイSu-27戦闘機の中国でのライセンス生産を認めた。
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