92年に中国軍拡と領海法を報道したマスコミ

1992年、中国は領海法を制定した。

 

中国の領海法は、尖閣諸島、南沙諸島、西沙諸島、中沙諸島が外国に不当占拠されているとし、中国人民解放軍により武力奪還(武力奪取)することを明記した。

 

読売新聞が大きく報じ、NHKもNHKスペシャルで90分番組をゴールデンで放送した。

 

88年のベトナム赤爪礁への人民解放軍海軍の侵攻・占領、89年からの軍事費急増もあわせてあらためて報道された。

 

 

1992年に中国は、ロシアからスホーイSu-27戦闘機の購入を発表した。

 

スホーイSu-27戦闘機は自重17,7トン、推力122kN×2で高い機動が可能で、大型高性能レーダーを搭載している。

 

中国はそれまで殲7戦闘機(自重5,3トン、推力59kN×1)が主力であったので、スホーイSu-27戦闘機の導入は航空戦力の大幅な強化となり、日本、アメリカ、台湾、東南アジアへの脅威が増大した。

 

このことも読売新聞、産経新聞、フジテレビが大きく報道した。

 

 

朝日新聞は21世紀に入るまで尖閣諸島問題、中国軍拡をほとんど報道しなかった。

 

朝日新聞は北朝鮮ミサイル問題ですら過小報道だけであった。

 

朝日新聞は日本唯一のクオリティペーパーを自称し、朝日新聞読者は自分達は選ばれた人間と思い込んでいた。

 

とんだ情報弱者だった。

 

NHKもその後、どんどん劣化していった。