アジア日本を重視したアメリカ軍・国防省と軽視した国務省とヨーロッパ

1970年代後半からソ連は中距離核戦力としてSS-20ミサイルの配備を進めた。

 

アメリカは中距離核戦力SS-20ミサイルに対抗、相殺するためMGM-31パーシングⅡとBGM-109Gグリフォン(地上配備型トマホーク巡航ミサイル)の配備を進めた。

 

アメリカ国務省とヨーロッパ諸国は、ソ連のSS-20ミサイルのヨーロッパからの撤去・極東への移転配備で問題解決しようとした。

 

アメリカ国防省とアメリカ軍はソ連SS-20ミサイルの極東への移転配備での問題解決に反対した。

 

アメリカ国防省とアメリカ軍はヨーロッパでも極東でもSS-20ミサイル配備を認めるわけにはいかない、と主張した。

 

レーガン大統領は、アメリカ国防省とアメリカ軍の主張を採用した。

 

その結果、SS-20ミサイルは全廃された。