B-2ステルス戦略爆撃機を少数で打ち切ったアメリカの失敗

ソ連崩壊で勝利に酔いしれたアメリカは

 

ステルス戦略爆撃機のノースロップB-2Aスピリット爆撃機の調達を21機で打ち切ってしまった。

 

ソ連は消滅し、中国は弱小、と世の中を、国際情勢を舐めたアメリカ。

 

中国は弾道ミサイル、巡航ミサイルを驚異的スピードで配備し、東アジア・西太平洋のアメリカ空軍基地、同盟国の空軍基地を破壊することによってアメリカ空軍の戦闘機、戦闘爆撃機による中国への爆撃を無力化することに成功しつつある。

 

そして中国は対艦ミサイルを大幅に強化している。アメリカ海軍の空母からの戦闘機、戦闘攻撃機による中国への攻撃も不可能になりつつある。巡洋艦、駆逐艦からの中国への巡航ミサイル攻撃も難しくなった。

 

アメリカ海軍・空軍の従来型の通常兵器で中国に立ち向かうのは困難になりつつある。

 

現状では航続距離が長く、搭載量が多く、ステルスによって中国の防空網を突破できるノースロップ・グラマンB-2Aスピリット爆撃機だけが数少ない確実に中国に打撃を与えられる。

 

しかし先見の明が全くないジョージ・H・W・ブッシュとビル・クリントンはステルス戦略爆撃機の有用性を理解できなかった。

 

現在、ステルス戦略爆撃機B-21レイダーを開発中である。100機以上は生産すると思われる。

 

B-21レイダーは核爆弾、核弾頭搭載航空機発射巡航ミサイルだけでなくGPS誘導爆弾、通常弾頭航空機発射巡航ミサイル、地中貫徹大型爆弾を運用するために相当数の生産にしていかないと中国が東アジア・西太平洋で覇権を握ってしまう。