暴走パニック大激突
１９７６年 東映
東映
東映京都
配給 東映
監督 深作欣二
脚本 神波史夫 田中陽造 深作欣二
撮影 中島徹
音楽 津島利章
渡瀬恒彦
室田日出男
川谷拓三
杉本美樹
渡辺やよい
小林稔侍
曽根晴美
風戸裕介
三谷昇
汐路章
林章太郎
片桐竜次
志賀勝
潮健児
成瀬正孝
野口貴史
岩尾正隆
近畿圏で連続銀行強盗事件が発生、犯人は渡瀬と小林稔侍。
神戸で第一勧銀（現・みずほ銀行）強盗に失敗し、小林稔侍は逃走途中にトラックにはねられ死亡。
渡瀬のアジトには小林稔侍の兄・室田日出夫が分け前をよこせと押しかける。渡瀬逃亡。
トヨタ・スタウトで追いかける室田日出夫。
騒ぎを聞いてトヨタ・クラウン・パトカーで駆けつける無能ダメ巡査の川谷拓三。
室田日出夫のトヨタ・スタウト、無能ダメ巡査・川谷拓三のトヨタ・クラウン・パトカーに激突する。
川谷拓三の相棒、瀕死の重体。
川谷拓三、パニックになり手もつけられない状態に。川谷拓三の同期のエリート刑事・曽根晴美は川谷拓三を馬鹿にしまくる。
三谷昇は杉本美樹に一方的に愛を注ぎすぎて、マネキンを愛するようになる。
自動車修理工の風戸は気に入った車を傷つけて頻繁に修理に持ってこさせる。
車の所有者・林は風戸が意図的に車を傷つけていることに気づく。
風戸は林にホモセクシャル関係を迫られ殺してしまう。
渡瀬は、しつこい愛人の杉本美樹を捨てブラジルに逃げようとするが、しつこい杉本美樹は執念で追いかけてくる。
渡瀬は相互タクシーに乗ってすがりつく杉本美樹を追い払う。
阪急タクシー豊中営業所のトヨタ・クラウン・タクシーから降りる渡瀬。
渡瀬は日本最後の仕事に大阪市北区梅田新道、御堂筋と国道１号線が交差する所にある住友銀行（現・三井住友銀行）を襲撃する。
渡瀬はトヨタ・クラウン・ハードトップに乗って逃走。
復讐に燃える川谷拓三、トヨタ・クラウン・パトカーを爆走させ必死で渡瀬を追いかける。室田日出夫もトヨタ・スタウトに乗って追いかける。
渡瀬に捨てられた杉本美樹が未練がましく渡瀬にすがりつく。道に寝そべって川谷拓三と室田日出夫の追跡を妨害する。
川谷拓三、必死すぎて風戸をひき殺し、その他の車を交通事故に巻き込む。
人々の怒りが川谷拓三に向けられ・・・
７６年とは思えない独特の音楽、同時期ハリウッド・アクション映画の対極のドロドロ感となる。
東宝、石原プロには無い東映の残酷性が心を刺してくる。
深作独特のカメラワークが車酔いを誘う。
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