1976年まで北朝鮮より国力が下だった韓国

1976年まで、韓国は北朝鮮より国力が下だった。

 

1976年に韓国は軍事力で北朝鮮と対等になった。

 

経済力も1976年前後に北朝鮮に追いついた。

 

 

北朝鮮は今、究極の飢餓状態、生き地獄の経済であるが、1970年代はソ連には「中国陣営になるぞ!」と脅し、中国には「ソ連陣営になるぞ!」と脅して援助を競わせていたので今よりはましな経済だった。

 

韓国も「北朝鮮に攻められて共産主義による半島統一になったら西側陣営は困るぞ!」、「韓国が貧乏だと共産主義革命が起きて西側陣営は困るぞ!」と日本、アメリカを脅し泣きつき援助を引き出させ経済力をつけていった。

 

それでも1976年まではあの貧乏で有名な北朝鮮に負けていた。

 

日韓基本条約による経済援助、技術援助だけにとどまらず日本にしつこくからんで金と技術を引き出させた。

 

韓国は日本の全面援助で地下鉄を作ったが、日本から贈られた地下鉄車両の一部は走らせず無許可で分解して国産化のための研究材料にしていた。

 

 

 

韓国はベトナム戦争に派兵した見返りとしてアメリカからマクドネル・ダグラスF-4D/EファントムⅡ戦闘機を無償供与してもらった。

 

その他、M48パットン戦車など強力な装備を供与された。

 

それでも北朝鮮ごときと対等程度の低レベル軍事力だった。

 

80年代に入ってから低価格でそれなりの性能であるゼネラル・ダイナミクスF-16C/Dファイティング・ファルコン戦闘機を導入した韓国だったが、アメリカの資金援助、技術援助によって導入できただけだった。

 

北朝鮮にはまともな海軍力がないので、アメリカは韓国の海軍を強化する気にならず、韓国の海軍力は21世紀にはいるまでアメリカ海軍の中古艦艇ばかり、新造艦艇は哨戒艦艇などの小型艦ばかりだった。

 

1998年からクアンゲトデワン級駆逐艦を3隻新造し、ようやくまともな艦艇を新造できるようになったが、それでも満載排水量は3855トンしかない小型の駆逐艦だった。