傑作推理劇場 百円硬貨
いしだあゆみ
川地民男
上村香子
企画 霧プロダクション
原作 松本清張
音楽 菊池俊輔
脚本 橋本綾
監督 野田幸男
製作
テレビ朝日
東映
昭和24年生まれ、28歳の大川伴子。
大川伴子は名和相互銀行江東支店に勤め、支店のことに一番詳しいベテラン銀行員になっていた。
大川伴子は毎日同じことを繰り返す孤独な日々を送っていた。
通勤中、バスの車内からカーディーラーが見えた。
大川伴子はカーディーラーに展示してある赤のケンメリ日産スカイラインGTに運命を感じた。
大川伴子は赤のケンメリ日産スカイラインGTのために免許をとった。
大川伴子は免許取得後に運転免許センターから帰る時、バスが来たので慌てて走る。
100円を落としたが少しでも早く赤のケンメリ日産スカイラインGTを購入したいので急いでバスに乗る。100円は拾わずバスに乗った。
カーディーラーを訪れる大川伴子。
大川伴子は赤のケンメリ日産スカイラインGTを指さし、カーディーラーの販売員に「あの車をください。あの車が欲しいんです。あの車じゃないと困るんです。どうしてもあの車が欲しいんです。」と矢継ぎ早に訴える。
大川伴子はカーディーラー販売員に「あの車に乗ったら人生が変わるような気がした。生き方を変えてみたかった。自分を変えてみたかった。そんな時にあの車が目に飛び込んできた。あの車を手にしたら何か変わるんじゃないかという気がして。」と語る。
そして大川伴子はカーディーラー販売員の細田竜二と親しくなり、男女として交際するようになる。
しかし細田竜二には妻子があった。
細田竜二は離婚して大川伴子と結婚すると語る。
しかし細田竜二の妻は絶対に離婚しないと言う。
細田竜二は女癖が悪く何度も浮気をしてきたと語る細田竜二の妻。
2年後、細田竜二の妻は、離婚はしないが細田竜二と大川伴子が何をしてもかまわないと言うようになった。
さらに2年後、細田竜二の妻は離婚に応じ、細田竜二が大川伴子と結婚してもいいと言い出す。
細田竜二の妻は慰謝料3000万円で離婚すると言う。
細田竜二に金は無かった。細田竜二の妻の実家は資産家なので金は必要なかった。
細田竜二と大川伴子の結婚を妨害するため慰謝料3000万円を要求する細田竜二の妻に悩む細田竜二。
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