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放送から40年「さよならも言わずに消えた!」火曜サスペンス劇場第4回 北海道の因縁ハードボイルドアクション

火曜サスペンス劇場 さよならも言わずに消えた!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

桃井かおり

 

 

 

 

世良公則

 

 

 

高岡健二

 

 

 

高松英郎

 

 

 

鹿内孝

 

山谷初男

 

 

 

 

 

 

青地公美

 

佐々木勝彦

 

中沢青六

 

戸川暁子

 

吉本選江

 

深作覚

 

鈴木達也

 

 

 

 

 

 

高橋幸治

 

 

 

 

原田芳雄

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

原作 

 

ポーラ・ゴズリング

 

 

 


作 

 

清水邦夫

 

 

 

 

協力

 

 

札幌テレビ

 

 

東亜国内航空

 

 

 

 

演出 

 

石橋冠

 

 

 

 

制作協力

 

PDS

 

 

 

 

 

 

 

 

製作 

 

日本テレビ

 

 

 

 

 

中学校の理科教師をしている中沢みずえ。

 

西新宿警察署の乾刑事は中沢みずえの弟・中沢和夫が函館の海岸で事故を起こし焼死した可能性があると言う。

 

東亜国内航空で函館に行く中沢みずえと乾刑事。

 

遺体安置所には北海道警の新田警部と弟・中沢和夫が勤めている会社・幌平開発札幌支社長・木村もいた。

 

新田警部と幌平開発札幌支社長・木村は高校ホッケー部の後輩・先輩の関係であった。

 

乾刑事と新田警部は挨拶をする。新田警部は以前はサングラスをかけていなかったが海釣りで焼けて以降、サングラスをかけるようになったと言う。

 

幌平開発札幌支社長・木村は、焼死体が中沢和夫ではないかと言う。

 

中沢みずえは焼死体を見てショックを受ける。

 

 

 

中沢みずえは乾刑事を置いて一人で長万部に行く。

 

中沢みずえは銃撃を受ける。

 

中沢みずえは怖くなり乾刑事を呼ぶ。

 

 

中沢みずえは雷電海岸の島内に行くつもりだった。

 

中沢みずえは中学生の時、島内に住んでいた。

 

中沢みずえと乾刑事は島内へ向かう。

 

中沢みずえが通っていた中学校は廃校となっていた。

 

中沢みずえと乾刑事は中学校の廃墟でライフルを持った男たちに襲撃される。

 

乾刑事は新田警部に電話をして応援を頼む。

 

新田警部は梅木刑事にライフルを持たせて島内に派遣する。

 

 

 

中沢みずえが島内に向かったのには理由があった。

 

弟・中沢和夫から手紙が来ていた。

 

以前、中沢みずえと中沢和夫がお茶の水の喫茶店で会った時、同席した男がいた。

 

「姉さんが同席した男の顔を覚えていれば自分の安全が保障される」と中沢和夫は手紙に書いていた。

 

中沢和夫は「死んだことになっているが本当は生きている」とも手紙に書く。

 

さらに中沢和夫は「ここを耐えきれば3000万円が手に入る」とも手紙に書いている。

 

中沢和夫は手紙に、校庭に咲いたコスモスのことを書いていた。

 

 

 

 

中沢和夫は手紙に喫茶店ローマの休日に電話をかけるように手紙に書いていた。

 

中沢みずえは乾刑事の目を盗み喫茶店ローマの休日に電話をかける。

 

中沢みずえへの伝言があった。石狩町にあるドライブイン望郷で夕方まで待つというものだった。

 

一人で出かける中沢みずえ。

 

中沢みずえはドライブイン望郷で開発現場に行けというメモを見る。

 

開発現場に行った中沢みずえは襲撃される。

 

間一髪で乾刑事が助ける。

 

襲撃したのは幌平開発の社員だった。

 

 

中沢みずえ、乾刑事、梅木刑事は幌平開発が所有する廃墟になったレジャーランド茨戸ハワイランドに逃げ込む。

 

幌平開発はレジャーランド運営、土地開発、製材、土木業を営む会社だったが札幌支社と東京支社以外は潰れていた。

 

5月18日には幌平開発東京支社長が自殺していた。

 

幌平開発は大臣の口利きで銀行から数百億円の不正融資を受けていた。

 

乾刑事は、幌平開発東京支社長は口封じで殺されたと睨んでいた。

 

中沢和夫は幌平開発の佐川の運転手で、大臣との会話を聞いていたと考えられた。

 

 

佐川は郷土愛が強く、幌平にこだわりがあった。

 

幌平開発を大きくすることで幌平の名を全国に轟かせようとしていた。

 

佐川は幌平開発東京支社社員の大半を幌平周辺出身者で固めていた。

 

中沢和夫も幌平の近くで生まれていたので幌平開発の佐川の運転手に抜擢されたのだった。

 

 

 

 

乾刑事は、中沢和夫の手紙に書いてあった「校庭に咲いたコスモス」は島内の中学ではないと気付く。

 

中沢みずえ・中沢和夫は小学校時代、歌別に住んでいた。

 

歌別には炭鉱があったが閉鎖されていた。

 

歌別の小学校の校庭にもコスモスが咲いていたと中沢みずえは言う。

 

中沢みずえ、乾刑事、梅木刑事は歌別を目指す。

 

梅木刑事は新田警部に歌別に行くことを報告する。

 

 

歌別の中学校も廃校になっていた。

 

廃墟の中学校には中沢和夫がいた。

 

中沢和夫は焼死体は自分が殺したのではなく幌平開発が殺したと言う。

 

安心する中沢みずえ。

 

中沢和夫は幌平開発から3000万円を奪おうとしていた。

 

幌平開発は国から300億円を騙し取ったのだから3000万円くらい自分たち姉・弟がもらってもいいだろうと中沢和夫は主張する。

 

中沢和夫は幌平開発札幌支社長の木村を脅し3000万円の奪取を目論んだ。

 

そして歌別の廃校になった中学校廃墟にも幌平開発の刺客が現れる。

 

幌平開発の刺客はライフル、ショットガン、拳銃で武装した集団だった。

 

 

 

 

 

廃墟だらけで荒涼とした北海道。

 

炭鉱閉鎖など経済不振の北海道、地方を切り捨てるだけの東京、日本がテーマとなる。

 

1960年代後半の建物が1981年にはひどい廃墟になっている北海道。

 

かなりの田舎とはいえ廃墟に放火し、廃墟を爆破している。