傑作推理劇場 ラスト・チャンス
原田芳雄
尾藤イサオ
森本レオ
山田吾一
佐伯徹
大谷直子
原作
草野唯雄
脚本
松田寛夫
音楽
菅野光亮
企画
霧プロダクション
監督
小澤啓一
製作
テレビ朝日
東映
山下浩一はアパート住まいのしがないフリーのルポライターである。
山下浩一のアパートに電話がかかってくる。
相手は昨日発生した東部銀行棚町支店強盗事件の犯人だった。
犯人は山下浩一を杉山支店長と思い込んでいる。
犯人は明日、新宿の喫茶店フランソワに来るように言ってくる。
山下浩一の家の電話番号は486-7761、杉山支店長の家の電話番号は436-7761だった。
犯人は杉山支店長の家の電話番号と山下浩一の家の電話番号を間違えていた。
山下浩一は犯人のふりをして杉山支店長の家に電話をかける。
杉山支店長は1000万円なら払えると言う。それ以上なら警察に自首すると言う。
東部銀行棚町支店強盗事件の被害総額は7300万円と発表されていた。
犯人はこのことに文句を言っている。
山下浩一は特ダネになると思い犯人と接触することにした。
山下浩一は事件担当の刑事から防犯カメラ画像を見せてもらい犯人の特徴を覚える。
犯人と接触する山下浩一。
犯人は4000万円しか盗んでないと言う。発表された7300万円はおかしいと言う。
犯人は杉山支店長が3300万円を横領していると主張する。
犯人は半分の1650万円をよこせと言ってくる。
杉山支店長になりきっている山下浩一は犯人である証拠として盗んだ4000万円を見せるよう犯人に要求する。
犯人は杉山支店長になりきっている体格のいい山下浩一を警戒し、杉山支店長の妻になら東部銀行棚町支店の封印がしてある4000万円を見せると言う。
特ダネと考えていた山下浩一だったが考えを変える。
山下浩一は犯人が盗んだ4000万円を横取りする決断をした。
山下浩一は妻みどりに、犯人と接触するように言う。
嫌がる妻みどり。
山下浩一は最後のチャンスだと言う。
山下浩一はフリーのルポライターとしてくだらない三文記事を20年間書き続けてきた人生に嫌気がさしていた。
妻みどりは幸せに生きてきた今までの人生を破壊したくなかった。
しかし山下浩一はそんなものはくだらない人生だと言う。
ショックを受け泣き出す妻みどり。
妻みどりを説得した山下浩一。
山下浩一はシアン化カリウムを入手してくる。
アタッシェケースに1650万円を入れているように見せかけて、薄く希薄したシアン化カリウムをアタッシェケースに仕込む。
青酸ガスとなったシアン化カリウムを吸った犯人が苦しんで気絶している間に犯人の持つ4000万円を奪う計画だった。
山下浩一と妻みどりはニッポンレンタカー新宿南口店で日産スカイラインC210GTを借り、犯人の指定した場所に向かう。
犯人は日産セドリック230後期型に乗って現れる。
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