普通科部隊および後方支援部隊などの移動手段も確立されていった。
普通科、歩兵の文字にふさわしく歩くことが主であった普通科部隊が自動車化されていった。
三菱自動車工業73式小型トラック、
トヨタ自動車73式中型トラック、
いすゞ自動車73式大型トラック、
三菱自動車工業74式特大型トラック
と急速に普通科部隊の移動手段が高速化していった。
しかし、アメリカ、ヨーロッパなどの西側諸国の歩兵部隊が機械化、装甲化、空中機動化しているのに比べ、日本の陸上自衛隊の大半の部隊の移動手段が非装甲のトラックおよび徒歩であると、脆弱性は否定できなかった。
ソ連の侵攻が危惧された北海道の部隊には最優先で機械化が非常にゆっくりとすすめられた。
既存の三菱重工業60式装甲車(428両)に加え、
三菱重工業/小松製作所73式装甲車の配備が進んだ(約338両)。
しかしここでもまた諸外国の機械化比率より大幅に下回ったものであることは否定できなかった。
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