人間の証明
ＨＡＲＵＫＩＫＡＤＯＫＡＷＡＰＲＥＳＥＮＴＳ
東映
角川春樹事務所
配給 東映
岡田茉莉子
松田優作
ジョージ・ケネディ
リック・ジェイソン
ハナ肇
ブロデリック・クロフォード
長門裕之
ロバート・アール・ジョーンズ
伴淳三郎
和田浩治
夏八木勲
ジョー山中
岩城滉一
高沢順子
鈴木ヒロミツ
大滝秀治
范文雀
坂口良子
竹下景子
ジャネット八田
鈴木瑞穂
地井武男
峰岸徹
ビル・サンダーソン
スタンリー・グリーン
佐藤蛾次郎
北林谷栄
西川峰子
片岡五郎
中田博久
近藤宏
高月忠
室田日出夫
小林稔侍
田口計
菅野忠彦
河合絃司
シェリー
今野雄二
露木茂
三上彩子
Ｅ・Ｈ・エリック
小川博
深作欣二
角川春樹
森村誠一
三船敏郎
鶴田浩二
製作
角川春樹
原作
角川書店 角川文庫「人間の証明」
森村誠一
脚本
松山善三
プロデューサー
吉田達
サイモン・ツェー
撮影
姫田真佐久
音楽監督
大野雄二
音楽監督補佐
鈴木清司
監督
佐藤純彌
赤坂のホテルのエレベーターで黒人青年が腹部を刺されて死亡する。
麹町警察署の棟居刑事たちは捜査を開始する。
黒人青年は
「ストーハ！」
と言い残して死んだ。
殺された黒人青年はニュー・ヨークから来たジョニー・ヘイワードという。
黒人にしてはそれほど黒人らしくないジョニー・ヘイワード。
棟居刑事は、ジョニー・ヘイワードが日本人と黒人のハーフであると睨む。
ジョニー・ヘイワードはスペイン系の影響のある街で育っていた。
「ストーハ！」はストローハットであると考える棟居刑事。
角川映画第２弾。
大野雄二の音楽が冴え、ＮＹロケやジョージ・ケネディも出演、日本人キャストもオールスターで見ごたえがある。
偶然が重なり過ぎるストーリー。
ものすごくご都合主義の展開だが原作がそうだから仕方がない。
しかし松田優作とジョージ・ケネディの熱演、エンディング曲で勘違いして感動してしまうラスト。
松田優作もちょっと棟居刑事には若いが、熱演で様になっている。
渡哲也は、棟居刑事役のオファーを石原プロモーション／日本テレビ『大都会ＰＡＲＴ２』出演で忙しいので断った。
松田優作は棟居刑事役のオファーを石原プロモーション／日本テレビ『大都会ＰＡＲＴ２』出演で忙しいにもかかわらず受けた。
松田優作は渡哲也に謝った。
松田優作はアカデミー賞受賞者ジョージ・ケネディから演技の拙さを批判された。
ジョー山中はオーディションで選ばれたことになっているが、実は出来レースで内々に出演が決まっていた。
ジョー山中は自宅でバーベキューをしたが、火の不始末で自宅が全焼した。その後すぐ、ジョー山中は死んだ。
ジョー山中はアフロヘアが似合う。晩年のドレッドヘアはいまいちだった。
エンディング曲はサントラ盤バージョンでは無理に感動させようとし過ぎのアレンジで駄目である。
エンディング曲は映画で聴いた方が良い。
しかしオープニング曲はサントラ盤バージョンの方が良い。
フジテレビアナウンサー露木茂がフジテレビアナウンサーの本人役で出演。
８年後の１９８５年、露木茂は顔を白塗り牛柄にして
牛田モウ
と名乗り、
「牛田モウ、だもう～」
と言っていた。
政治家・三船敏郎、政治家の息子で人間のクズ岩城滉一がリアルである。
アメリカ軍相手の売春婦から政治家の嫁となりファッションデザイナーに成り上がる岡田茉莉子。
戦後の業を背負う悲しい女の末路、最期。
岡田茉莉子と黒人兵の間にできたジョー山中。
混血と言うなハーフと言え、
となり
最近はハーフと言うなミックスと言え、
とマスコミが押し付けてくる。
ミックス、日本語なら混血である。
アホしかいない日本のマスコミ。
スポーツ新聞とテレビでは
「中条きよし、ハリウッド進出！」
と報道されたことがあった。
実態は
サイモン・ツェー製作のＶシネマだった。
この『人間の証明』の人気、ブームに便乗して
いとし・こいし
は
人間の証明
という漫才を作った。
いとし・こいし
は
ヒット漫才は何年も繰り返しやる
ベテラン芸人
だが
漫才・人間の証明
は
すぐに止めた。
大ヒットした映画『人間の証明』だが
１９７９年の探偵物語「裏切りの遊戯」では古い扱いされている。
コメントをお書きください