国家安全保障 マス・メディアにおける論議 1990年代
オピニオン・リーダーたちの安全保障論 1990年代
斉藤邦彦・外務省事務次官の主張
斉藤邦彦・外務省事務次官は
1993年11月12日に
日本記者クラブの講演で、
「小和田・前外務事務次官は以前、
雑誌の対談で、結論を出さずに
『無責任国家と普通の何でもやる国家があり、この間、ハンディキャップ外交がある』
と言ったことがある。
私はハンディキャップ国家が日本の進むべき道ではないかと思う」
と述べた。
小和田恒氏と同様、斉藤邦彦氏は外務省の主流派で、外務省に非常に強い影響力を与える人物である。
軍事力を軽視した外交、安全保障を追求しているということになる。
政治家に影響力が無く外交官に力があった日本。
日本の外交の舵は軍事力を軽視した外交、安全保障に切られていた。
現実的な日本の脅威に対応する意欲が無い。
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