国家安全保障 マス・メディアにおける論議 1990年代
オピニオン・リーダーたちの安全保障論 1990年代
岡崎久彦 元外務省情報調査局長、元アメリカ公使、元タイ大使の主張
岡崎久彦・元外務省情報調査局長、元アメリカ公使、元タイ大使
は
極東有事に対し、
F-15戦闘機を200機ほど保有している日本が、なんらの協力をしなければ、
日米同盟は破綻すると、
警鐘を鳴らしている。
内閣法制局の「保有しているが、行使できない」という
「珍妙な解釈」
を改め、
集団自衛権の行使による日米同盟の強化を主張している。
また、1994年1月20日の読売新聞「論点」では、
「防衛大綱改訂への注文」
と題し、
「情勢判断と戦略思想の閣議決定は避け、随時改訂できるものがのぞましい。
さらに先端技術を取り入れた防衛計画を推進すべきだろう。」、
「『世界は軍縮傾向だから』というムード的議論は根拠が薄い。
ヨーロッパ正面の欧米諸国の軍事費の比較は無意味である。」
と断言、
安易な軍縮論を否定している。
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