日本の国家安全保障2000年代 12

第2節   小泉純一郎政権 防衛計画の大綱の見直し 2

 

 

 

 

 

小泉純一郎・内閣総理大臣は2004年12月1日の参議院予算員会で、

 

 

「防衛予算も聖域はない。

 

 前年度以下に抑制するように、

 

 増やすべきは増やしていいが、

 

それに見合った削減も考えてくれと言っている。」

 

 

と発言した。

 

 

 

細田博之・内閣官房長官は2004年12月8日に、

 

東京・赤坂全日空ホテルで

 

与党安全保障に関するプロジェクトチームの額賀福志郎氏に対して、

 

 

「定数は抑制的にしてほしい。

 

 私の感触として小泉首相はそうだ。」

 

 

と述べ、

 

 

小泉内閣総理大臣と細田博之内閣官房長官は

 

中国、ロシア、韓国、北朝鮮

 

と高まる脅威の中、

 

軍縮、防衛費削減を指示した。

 

 

 

 

 

 

大軍縮、防衛費の大幅削減を主張する財務省の片山さつき主計官。

 

 

 

 

 

 

一方、防衛庁は

 

 

陸上自衛隊について

 

 

陸上自衛隊現有定員

 

 16万人(実際は16万7千人)、

 

 常備編成定員15万8千人、

 

 予備自衛官と即応予備自衛官9千人、

 

 戦車979両

 

 

から

 

 

陸上自衛隊の編成定数を

 

16万2千人、

 

うち常備自衛官を15万2千人、

 

予備自衛官及び即応予備自衛官を1万人、

 

戦車678両

 

 

に削減、

 

 

 

 

海上自衛隊については

 

 

1995年防衛計画の大綱での

 

海上自衛隊の護衛艦54隻

 

 

から

 

 

海上自衛隊の護衛艦50隻

 

 

へ削減、

 

 

 

航空自衛隊については

 

 

1995年防衛計画の大綱での

 

戦闘機

 

編成定数300機(実際は295機)

 

 

から

 

 

戦闘機数を282機

 

 

へ削減

 

 

することを主張した。

 

 

 

 

 

軍縮傾向政策と防衛費削減を主張する小泉純一郎首相と細田博之内閣官房長官

 

大軍縮と防衛費の大幅削減を主張する財務省と財務省の片山さつき主計官

 

に呼応し

 

中国、ロシア、韓国、北朝鮮の大軍拡と日本への敵意

 

があるなか

 

北朝鮮ゲリラ・コマンド対処に必要なマン・パワーを増加させているが

 

戦車、護衛艦、戦闘機

 

 

削減ありきで削減している防衛庁。

 

 

 

 

 

 

 

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