第1節 平成17年度以降に係る防衛計画の大綱における防衛力
第1項 陸上自衛隊 1
増加された常備自衛官定員数は北朝鮮ゲリラ・コマンド部隊対処に必要なマン・パワーの確保のため増加された。
平時地域に配備する部隊は8個師団・6個旅団とされた。
第1師団(南関東・静岡・山梨)、
第2師団(道北)、
第3師団(近畿)、
第4師団(九州北部)、
第6師団(東北南部)、
第7師団(機動運用部隊・機甲師団)、
第8師団(九州南部)、
第10師団(中部)
と
第5旅団(道東)、
第9旅団(東北北部)、
第11旅団(道央、道南)、
第12旅団(北関東・信越)、
第13旅団(中国)、
第14旅団(四国)
とされた。
沖縄は第1混成団が防衛するが、将来的には第15旅団に格上げされることになった。
第9師団が第9旅団となる予定だった。
機動運用部隊には
第7師団(1個機甲師団)
と
中央即応集団
があてられた。
第7師団は
第3世代戦車の
三菱重工業 90式戦車
を装備する部隊である。
三菱重工業 90式戦車は
均質圧延防弾鋼、チタニウム合金、セラミックで構成される複合装甲、
日本製鋼所でライセンス生産されるドイツ・ラインメタルの120mm滑腔砲、
パッシブ赤外線暗視装置、レーザー照準装置、デジタル・コンピューターなどの最新センサーと演算装置
を装備する。
三菱重工業 90式戦車
には
三菱重工業 89式装甲戦闘車(均質圧延防弾鋼装甲、エリコンKDE35mm機関砲と川崎重工業79式対舟艇対戦車誘導弾を装備、乗員3名・搭乗普通科隊員7名)、
三菱重工業 73式装甲車(アルミニウム合金装甲、乗員3名・搭乗普通科隊員8名)、
三菱重工業 87式自走高射機関砲(エリコンKDA35mm機関砲とレーダー、赤外線映像装置、TVカメラ、レーザー距離測定装置を装備)
などが随伴し三菱重工業 90式戦車を守る。
第7師団(本部:北海道・千歳駐屯地)は
北部方面隊に配置され、
第71戦車連隊、
第72戦車連隊、
第73戦車連隊
を核に、
第7化学防護隊、
第7飛行隊、
第7偵察隊、
第7通信大隊、
第7施設大隊、
第7後方支援大隊、
第7高射特科大隊、
第7砲兵連隊、
第11普通科連隊
を擁する。
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