第1節 平成17年度以降に係る防衛計画の大綱における防衛力
第1項 陸上自衛隊 17
観測ヘリコプターには、
マクドネル・ダグラス OH-6Dカイユース観測ヘリコプター、
川崎重工業 OH―1観測ヘリコプター
がある。
マクドネル・ダグラス OH-6Dカイユース観測ヘリコプター
は、
ヒューズ500小型ヘリコプターとヒューズを買収したマクドネル・ダグラスMD500小型ヘリコプターがベースである。
合衆国陸軍では、
マクドネル・ダグラスMD500小型ヘリコプター、MDヘリコプターズ MD500小型ヘリコプターをベースに、
マクドネル・ダグラス MH-6リトル・バード特殊作戦ヘリコプター、
マクドネル・ダグラス AH-6キラー・エッグ攻撃ヘリコプター
を開発、
合衆国陸軍第160特殊作戦航空連隊「ナイト・ストーカーズ」において使用している。
合衆国陸軍の観測ヘリコプター
は、
ベル・ヘリコプター・テキストロン OH-58Dカイオワ・ウォリアー観測ヘリコプター
が主力で、
後継として
シコルスキー/ボーイング RAH-66コマンチ偵察攻撃ヘリコプター、
ベル・ヘリコプター・テキストロン ARH-70武装偵察ヘリコプター
が開発されていたが計画中止となった。
川崎重工業 ОH-1観測ヘリコプターは、
川崎重工業が1990年代から開発していたもので、
ヒンジレス・ローター・ハブ、繊維強化プラスティック複合材、ダクテッド・テイルローターなど新機軸の技術を採用し、ハワード・ヒューズ賞を受賞している。
攻撃ヘリコプターと同じタンデム配置の座席、防弾構造コックピットとなっている。
91式携帯地対空ミサイル4発を搭載できる。
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