日本の国家安全保障2000年代 58

©海上自衛隊

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第1節  平成17年度以降に係る防衛計画の大綱における防衛力

 

 

第2項  

平成17年度以降に係る防衛計画の大綱における防衛力 海上自衛隊 13

 

 

 

 

 

輸送にはおおすみ級輸送艦、1号型輸送艇、エアクッション艇が担当する。

 

 

 

おおすみ級輸送艦は、

 

1番艦LST4001「おおすみ」

 

が、

 

1995年に起工し、

 

1996年に進水、

 

1998年に竣工

 

している。

 

 

 

基準排水量8900トン、

 

満載排水量14000トン、

 

ディーゼル推進、

 

 

兵装は

 

Mk15ファランクス20mm機関砲近接防御武器システム2基

 

である。

 

 

エアー・クッション揚陸艇LCAC2隻、

 

陸上自衛隊隊員330人、

 

90式戦車

 

を搭載できる。

 

航空機用エレベーターは無いのでヘリコプターは艦内に収容できない。

 

ヘリコプターは全通甲板の後部で運用される。

 

 大蔵省は日本が軍事大国化すると言い海上自衛隊艦艇の大型化に反対し、輸送艦の基準排水量を10000トン未満とするよう強く要請した。

 

そのため基準排水量が増えるLST戦車揚陸艦タイプの外観ではなく全通甲板のあるLHDドック型揚陸艦タイプの外観となった。

 

 

 

全通甲板があるので、左派マス・メディアや左派言論人は空母保有、日本の軍事大国化、アジアへの脅威、と批判した。

 

おおすみ級輸送艦を全通甲板のある揚陸艦にしたことで、平成16年度計画ヘリコプター搭載護衛艦(16DDH)ひゅうが級ヘリコプター搭載護衛艦を全通飛行甲板のある護衛艦にしやすくなった。

 

 

 

 

 

 

 

 1号型輸送艇は、

 

 

1番艦LCU1「輸送艇1号」

 

 

1987年起工、

 

1987年進水、

 

1988年竣工、

 

である。

 

基準排水量420トン、

 

満載排水量540トン、

 

ディーゼル推進、

 

 

兵装は

 

JM61 20mm機関砲 1基

 

である。

 

 

 

 

 

 とわだ級補給艦は、

 

1番艦AOE422「とわだ」

 

 

1985年に起工、

 

1986年に進水、

 

1987年に竣工

 

している。

 

 

基準排水量は8100トン、

 

ディーゼル推進、

 

洋上補給装置、補給品艦内移送装置を搭載している。

 

とわだ級補給艦は3隻建造された。

 

合衆国海軍の補給艦のようにMk15ファランクス20mm機関砲近接防御武器システムは搭載されていない。

 

 

 

 

 

 ましゅう級補給艦は、

 

1番艦AOE425「ましゅう」

 

 

2002年に起工、

 

2003年に進水、

 

2004年に竣工

 

している。

 

 

 基準排水量13500トン、

 

ガス・タービン推進、

 

洋上補給装置、補給品艦内移送装置を搭載している。

 

 ましゅう級補給艦は2隻建造された。

 

合衆国海軍の補給艦のようにMk15ファランクス20mm機関砲近接防御武器システムは搭載されていない。

 

 

 

 

 

 

 

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