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公開から35年『ミッドナイト・ラン』1 NYからLAへ シカゴギャングの金を無断で慈善事業に寄付した税理士を捕まえた賞金稼ぎFBIとギャングに狙われアメリカ大陸横断

ミッドナイト・ラン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

UNIVERSAL 

 

 

 

AN MCA COMPANY






 

 

シティ・ライト・フィルムズ・プロダクション

 

 

 

 

マーティン・ブレスト作品

 

 

 

 

 

 

 


ロバート・デ・ニーロ






チャールズ・グローディン


 

 




MIDNIGHT RUN




 

 

 




ヤフェット・コットー



 

 


デニス・ファリーナ



 




ジョン・アシュトン

 






ジョー・パントリアーノ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ロバート・ミランダ

 

 

 

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ローズマリー・マーフィ

 

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ローディ・バドウィック

 

ダン・ヨーク

 

AND

 

ペリーFBI捜査官 トム・アーウィン

 

タットルFBI捜査官 ジミー・レイ・ウィークス

 

 

 

 

 




 

 

キャスティング

 

マイケル・シニック

 

ボニー・ティマーマン

 

 

 

 

衣装デザイン

 

グロリア・グレシャム

 

 

 

 

編集

 

ビリー・ウェバー

 

クリス・レベンゾン

 

マイケル・トロニック

 

 

 

 

プロダクション・デザイナー

 

アンジェロ・グラハム

 

 

 

 

 


脚本

 

ジョージ・ギャロ


 

 

 


撮影

 

ドナルド・ソーリン


 

 


音楽

 

ダニー・エルフマン

 

 

 

 

ユニット・プロダクション・マネージャー

 

ラリー・パウエル

 

マーレー・シュワルツ

 

 

 

 

助監督

 

ジェリー・ジーズマー

 

ビル・エルヴィン

 

 

 

 

セカンド・ユニット監督

 

グレン・H・ランドール・ジュニア

 

 

 

 

スタント・コーディネーター

 

グレン・H・ランドール・ジュニア

 

 

 

 

セカンド・ユニット撮影監督

 

ジョン・M・スティーブンス

 

 

 

セカンド・ユニット・プロダクション・アドミニストレーター

 

フランク・ロイ

 

 

 

タイトル・デザイン

 

ダン・ペリー

 

 

 

タイトル光学

 

シネマ・リサーチ・コーポレーション

 

 

 




 

 

 

アソシエイト・プロデューサー

 

ダン・ヨーク

 

 

 

 

エグゼクティブ・プロデューサー

 

ウィリアム・S・ギルモア

 

 

 

 


製作

 

マーティン・ブレスト


 

 

 

 


監督

 

マーティン・ブレスト 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

協力

 

 

 

ニュー・ヨーク市

 

ニュー・ヨーク市フィルム・シアター・ブロードキャスティング担当市長室

 

 

 

イリノイ州フィルムオフィス

 

 

 

シカゴ市フィルム・エンターテインメント産業オフィス

 

 

 

アリゾナ州映画開発

 

 

 

ナヴァホ族

 

 

 

ホワイトマウンテン・アパッチ族

 

 

 

サン・キャロルス族

 

 

 

ネヴァダ州映画テレビジョン部

 

 

 

AMTRAK

ナショナル・レイルロード・パッセンジャー・コーポレーション

 

 

 

アチソン・トぺカ・サンタフェ鉄道

 

 

 

ナショナル・カー・レンタル

 

 

 

 

TWA

トランス・ワールド航空

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オリジナル・サウンドトラック

 

MCAレコード・コンパクトディスク・カセット

 

 

 

 

 

 

 

 

パナフレックス・カメラ・アンド・レンズ

 

BY

 

 

PANAVISION

 

 

 

 



 

 

 

 

 

METORO COLOR(ロサンゼルス)


 

 

ASTRO COLOR(シカゴ)

 

 

 

 

DOLBY STREO

 

 

 

 

 

 

ユニヴァーサル・シティ・スタジオ

 

 

 

 

 

ユニヴァーサル

 

 

 

MCAカンパニー

 

 

 

 

ユニヴァーサル・スタジオ

 

 

 

 

ユニヴァーサル・ピクチャーズ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジャック・ウォルシュ(ロバート・デ・ニーロ)は拳銃を持ち、アパートの一室に接近する。

 

 

しかしショットガンで発砲される。

 

 

 

ショットガンで発砲した男は逃走、ジャック・ウォルシュは追跡する。

 

 

 

逃走する男はショットガンを発砲。

 

 

 

シボレー・マリブが近づいてくる。

 

 

 

シボレー・マリブは走りながらドアを開け、ショットガンを持つ男にドアをぶつける。

 

 

 

ショットガンを持つ男は弾き飛ばされ倒れる。

 

 

 

 

 

シボレー・マリブから降りた男、マーヴィン・ドフラーはショットガンを持つ男に手錠をかける。

 

 

 

 

ジャック・ウォルシュ

 

 

「俺の獲物だ!」

 

と主張する。

 

 

 

マーヴィン・ドフラーは無視する。

 

 

 

 

ジャック・ウォルシュ

 

 

「マーヴィン、危ない!」

 

 

あらぬ方向に指を向けマーヴィンの気を引いて殴る。

 

 

 

 

失神したマーヴィン、ジャック・ウォルシュはマーヴィンの車を盗んでショットガンを持つ男を連行した。

 

 

 

 

ショットガンを持つ男は保謝金を払って保釈されたが、そのまま逃亡しようとしていた。

 

マスコーニ保釈金金融から保釈金を借りて保釈されていたので、逃亡するとマスコ-二保釈金金融が損をすることになる。

 

 

 

マスコ-二保釈金金融は賞金稼ぎのジャック・ウォルシュとマーヴィン・ドフラーを雇い、保釈金借りにげを防いだ。

 

 

 

 

 

ジャック・ウォルシュ(ロバート・デ・ニーロ)はシカゴ警察の腕利き刑事で麻薬捜査を担当していた。

 

しかし麻薬王のシカゴ・ギャング からの賄賂を受け取らなかったので罠にはめられシカゴを追い出された。

 

今はLAで賞金稼ぎをしている。


 



保釈金金融を営むマスコーニ(ジョー・パントリアーノ)から仕事の依頼が来た。


シカゴ・ギャングの金を横領し、慈善事業に寄付した税理士ジョナサン・マーデューカス、通称ジョン・デューク(チャールズ・グローディン)。

 

ジョン・デュークは保釈金50万ドルを踏み倒して逃走中なので捕まえてほしいという。


ひと悶着の末、報酬10万ドルで仕事を引き受ける。




すると、FBIのアロンゾ・モーズリー特別捜査官(ヤフェット・コットー)率いる一行が現れる。

 

 

FBIのアロンゾ・モーズリー特別捜査官は、

 

「ジョン・デュークを連邦法によって身柄を拘束し連邦裁判所の証言台に立たせる。

 

ジャック・ウォルシュはジョン・デュークから手を引け。」

 

と言ってきた。



アロンゾ・モーズリーFBI特別捜査官の恫喝を何とかかわすジャック・ウォルシュ。

 

ジャック・ウォルシュは、ついでにアロンゾ・モーズリー特別捜査官のFBI身分証を盗んだ。



 


ジャック・ウォルシュは、アロンゾ・モーズリー特別捜査官のFBI身分証の顔写真部分に自分の証明写真を張り付けFBI身分証を偽造する。

 

 

ジャック・ウォルシュは偽造されたFBI身分証を見せFBI捜査官を名乗り強引に事を進める。

 

 

 


NYにいるジョン・デュークを長年の経験からすぐに身柄拘束したジャック。

 

飛行機に乗せ、すぐにLAに戻ろうとしたが、ジョン・デュークが「飛行機恐怖症だ!」と喚き始める。

 

ジャック・ウォルシュは偽造FBI身分証をキャビンアテンダントに見せ、

 

「問題ない」

 

と言うが

 

「航空機運航の問題になるから降りてくれ」と言われる。

 

飛行機に乗れなくなってしまう。




飛行機に乗らないジャック・ウォルシュをマスコー二は不審に思い、

 

仕事の依頼を賞金稼ぎのマーヴィン・ドフラー(ジョン・アシュトン)に頼む。


 


マーヴィン・ドフラーはクレジットカード会社にジャック・ウォルシュの名を語って、ジャックとジョナサンの居所をつかむ。

 

マーヴィン・ドフラーはついでにジャック・ウォルシュのカードを無効手続した。



 



カードが使えなくなったジャック・ウォルシュは金が無い。

 

仕方なくシカゴまでバスでジョン・デュークを連行する。




 

 


シカゴに到着、FBIに囲まれる。

 

その時、シカゴ・ギャングのジミー・セラノ(デニス・ファリーナ)が雇った殺し屋がジョン・デュークに発砲、

 

現場はFBIと殺し屋の銃撃戦で大混乱となる。

 

 

混乱の隙を突いてジャック・ウォルシュはジョン・デュークを連れ

 

FBIのシボレー・インパラ覆面ポリスカーを盗む。

 

 

 

ジャック・ウォルシュは逃走に成功する。




 

ジャック・ウォルシュがジョン・デュークを連れFBIの覆面ポリスカーを盗んで逃走したことはニュースで大きく取り上げられた。

 


ジャック・ウォルシュは離婚した元妻のところに行く。




離婚した元妻はシカゴを離れるのを嫌がり、

 

その後、汚職刑事とジャック・ウォルシュが主張する警察官と再婚。

 

ジャック・ウォルシュの言うところの汚職刑事は警視にまで出世していた。


 

元妻はニュースを観て、ジャック・ウォルシュが騒動を起こし指名手配されたことを知っていた。

 


警察で出世している夫と自分の体裁を考える元妻。

 

元妻が金を貸さないのでジャック・ウォルシュは激怒、

 

元妻を凄い剣幕で怒鳴り散らす、罵倒しまくる、暴言を吐きまくる、モラハラしまくる。

 

響き渡るジャック・ウォルシュの怒声、罵倒、暴言。

 

凄まじい怒声を聞き驚いた何年も会ってない娘。

 

娘が現れジャック・ウォルシュの怒声、罵倒、暴言は一旦、止む。

 

娘が見ているので仕方なく引き下がることにしたジャック・ウォルシュ。


元妻もようやく金と車を用意すると言った。

 

元妻は、車は盗まれたことにしておくと言う。

 

 

 

 

 

あまり金がかかってないように見えて地味に高予算の超大作である。

 

アメリカの砂漠と渓谷に見えるがニュージーランドでロケをやっており、壊すダッジ・ディプロマットもアメリカからわざわざ持って行っている。

 

マイケル・マンが発掘したデニス・ファリーナは、シカゴとラスベガスを舞台にしたマイケル・マン・カンパニー制作の大人気テレビドラマ「クライム・ストーリー」で主演しており忙しかった。

 

悪役で出演、凄みを見せる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時折調子に乗る、

 

詭弁でだまくらかす押し通す、

 

暴力は日常的、窃盗は平気、

 

表情が独特で笑える

 

ロバート・デ・ニーロが演じる

 

革ジャン茶シャツが似合う

 

面白おじさんロバート・デ・ニーロ・ジャック・ウォルシュ。

 

 

 

しかしロバート・デ・ニーロ演じるジャック・ウォルシュは、捨てられた女から貰った時計を壊れているのにも関わらず身に着け続ける。

 

 

捨てられた女から貰った時計を壊れていても身に着けるジャック・ウォルシュの気持ち悪さ。

 

 

捨てられた女から貰った壊れた時計が動くんじゃないかと頻繁に時計の音を聞くのが癖になっているジャック・ウォルシュ。

 

未練がましく女々しく気持ち悪く、質の悪いもてない男を象徴しているようで未練がましく気持ち悪い。

 

 

 

動いていている時計でも捨てられた女から貰ったものを身に着けるのは気持ち悪い部類の人間になるが、

 

捨てられた女から貰った時計が壊れているのに身に着けて時間がわからないという

未練がましく女々しい常軌を逸した気持ち悪さのジャック・ウォルシュ。

 

ストーカー気質のジャック・ウォルシュ。

 

 

捨てられた女にすがり続ける情けないみっともない女々しいロバート・デ・ニーロ・ジャック・ウォルシュ。

 

そのうえ、捨てられた女に再会すると凄まじい剣幕で怒声を浴びせ罵倒しまくる。

 

DV気質のジャック・ウォルシュ。

 

 

ジャック・ウォルシュは自覚が無いが、

 

暴言、罵倒、怒声を元妻に浴びせかけた時

 

「あなたはいつもそう!」

 

と元妻に言われているので

 

暴力を背景としたモラハラDVをやっていたのは確実である。

 

 

暴力をふるわれる可能性があるので恐怖のモラハラDVを耐え忍んだと思われる元妻。

 

 

 

 

刑事をクビになり無収入になると速攻で離婚されたジャック・ウォルシュ。

 

 

 

元妻が愛想つかし、離婚されたジャック・ウォルシュ。

 

話下手、説明下手なので理解されずイライラして暴力的になり、

 

DV、モラハラを繰り返す

 

ブサイク、顔が気持ち悪い、

 

貧乏、低収入、財産ない、

 

出世できない、クビになる

 

真面目にやっているのに出世できない貧乏(アメリカではバカにされまくる)

 

イタリア系まるだしの顔(アイルランド系は差別されるが、イタリア系はもっと差別され偏見を持たれる)

 

表情が気持ち悪い(なぜかアメリカでは異様に嫌われる)

 

ストーカー気質、

 

女々しい、情けない、

 

未練がましい、しつこい、

 

アメリカ人の女性が嫌う男の条件がかなり揃っているジャック・ウォルシュ。

 

女性にもてない、だけではなく、女性から嫌われる体質のジャック・ウォルシュ。

 

 

ひどい条件でも受け入れてくれた女性

 

 

暴力の恐怖を与えつつ暴言、怒声、罵倒を浴びせかけるジャック・ウォルシュ。

 

 

関わって損した、救いの手を差し伸べなければよかった、

 

 

女性に思われるタイプの男ジャック・ウォルシュ。

 

 

 

 

感情を抑えられない、悪いことは人のせいにする

 

女にもてないだけでなく、

 

人生失敗が運命づけられた人格、

 

落ちぶれるのが生まれながらにして決定していた人格

 

 

ジャック・ウォルシュ。

 

 

 

 

家族、妻に捨てられ好きな仕事もクビになり、無く縁もゆかりもない地で孤独に細々生きるジャック・ウォルシュ。

 

生まれながらに失敗必至だったジャック・ウォルシュの人生。

 

 

 

 

 

 

 

ヤフェット・コットーは真面目な男、タフガイ、コワモテ悪役を演じてきたが、

 

ミッドナイト・ランではロバート・デ・ニーロにしてやられてばかりの笑わせる役を好演している。

 

黒人ユダヤ人のヤフェット・コットー。

 

アメリカでは

 

黒人ということで差別され

 

ユダヤ人ということで黒人に差別され、いじめを受け

 

イスラエルでは

 

黒人ユダヤ人ということで差別される。

 

差別、いじめ、迫害に耐え成功したヤフェット・コットー。

 

 

 

 

 

保謝金金融を営むマスコ-二を演じるジョー・パントリアーノ。

 

出演作多数、人気実力派のジョー・パントリアーノ。

 

今回はハゲの役なので志村けんスタイルのヘアスタイルである。

 

 

 

 

ビバリーヒルズ・コップでコワモテだったが、ビバリーヒルズ・コップ2からお笑いに転じたジョン・アシュトン。

 

ミッドナイト・ランでも暴力的で怖いのか、やられっぱなしで面白いのかわからない面白おじさんを演じるジョン・アシュトン。

 

 

 

 

 

松田優作

 

 

「ロバート・デ・ニーロもくだらん映画に出てるよな。」

 

と言ったが

 

ロバート・デ・ニーロはミッドナイト・ランが自身の出演映画で最も好きと語った。

 

 

 

 

映画史上に残る名セリフ「来世で会おう」。

 

 

 

タクシーに乗れず歩いて帰るジャック・ウォルシュの新しい人生。

 

 

 

 

 

オープニングも哀愁ある名曲だが、エンディングも映画をよくあらわした泣ける名曲である。

 

特にエンディング曲の最後のピアノ旋律になってくるとこの映画も終わるのかと泣ける。

 

 

ジャック・ウォルシュとジョン・デューク永遠の別れの時の音楽も、場面と相まって泣ける名曲である。

 

 

 

 

脚本がよく考えられている。緊張と緩和、泣かせと笑わせ、恐怖と爆笑、うまくつないでいる。

 

 

 

 

 

シカゴ・ギャングが派遣してきたお笑いチンピラ2人組だが、ギャングだけあってチンピラでもリンカーン・タウンカーに乗っている。

 

 

 

 

アリゾナで大量に破壊されるポリスカー、シェリフカーはダッジ・ディプロマット、プリマス・グランフューリー、シボレー・インパラ、ダッジ・セントレジス、プリマス・フューリーである。

 

 

 

 

 

 

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