第1章 東アジア各国の戦力 アメリカ合衆国太平洋軍(現・インド太平洋軍)
2000年代 23
合衆国海軍 8
潜水艦の主力
は
ロサンゼルス級攻撃型原子力潜水艦
である。
水中排水量6982トン、
1番艦SSN-668ロサンゼルス就役1976年、
原子力蒸気タービン推進、
533mm魚雷発射管
4門
(Mk48魚雷、UGM-84ハープーン潜対艦ミサイル、UGM-109陸上攻撃ミサイル)
を装備する。
後期建造型
は
Mk45垂直発射システムを備え、
UGM-109トマホーク陸上攻撃ミサイル
12発
を装備するようになった。
太平洋艦隊には25隻配備されていた。
静粛性に優れ、
同時期の原子力潜水艦ではトップクラスの静粛性である。
シー・ウルフ級攻撃型原子力潜水艦
は
水中排水量9100トン、
1番艦SSN-21シー・ウルフ就役1996年、
原子力蒸気タービン推進、
660mm魚雷発射管
8門
(Mk48ADCAP魚雷、UGM-84ハープーン潜対艦ミサイル、UGM-109トマホーク陸上攻撃ミサイル)
を装備する。
1隻4500億円
と
高価で
配備は3隻に終わった。
静粛性、大深度航行、高速航行、戦闘システム、
すべてにおいて優れたが、
1隻4500億円と高価で配備が進まなかった。
シー・ウルフ級攻撃型原子力潜水艦
は、
米ソ冷戦時代のソ連原子力潜水艦探知、追跡を主任務に建造された潜水艦だったため、
大深度行動能力、高速航行、高い運動能力をもつ
「世界最強」の潜水艦
だったが、
ロシア潜水艦勢力の弱体化、1隻4500億円という高価格だったため、
3隻で建造が打ち切られた。
そして
シー・ウルフ級攻撃型原子力潜水艦3番艦SSN-23「ジミー・カーター」
は
大幅な設計変更がなされた。
船体を30メートル延長、
それにともなって
水中排水量は12100トン
となった。
船体大型化の原因
は
特殊部隊隊員収容設備を設置したこと
にある。
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