不毛地帯
1976年 東宝
東宝
東宝株式会社
配給
東宝株式会社
仲代達也
丹波哲郎
山形勲
小沢栄太郎
大滝秀治
田宮二郎
神山繁
高城淳一
日下武史
仲谷昇
滝田裕介
山口嵩
石浜朗
山本圭
秋元羊介
内田朝雄
高橋悦史
嵯峨善兵
青木義朗
伊沢一郎
北大路欣也
中谷一郎
藤村志保
加藤嘉
井川比佐志
永井智雄
小松方正
辻萬長
高杉哲平
神田隆
久米明
杉田俊也
梅津栄
長浜藤夫
亀田秀紀
長島隆一
小松英三郎
上田忠好
勝部義夫
加藤茂雄
嵯峨善兵
東屋源喜
久野征四郎
中谷一郎
保科三良
田村貫
木村幌
吉原正皓
後藤陽吉
三島新太郎
森川利一
姿鐡太郎
アンドリュー・ヒューズ
デヴィット・シャビロ
ジャック・ケリー
ダニエル・クラブスキー
ブラドミア・ホゴルボフ
ロック・メイヤー
ダヴィット・トロケトスビリィー
ジョセフ・グレース
チャールズ・ブラックマン
アレキサンダー・マツサカ
河崎保
歌川千恵
五十嵐美恵子
桜川梅八
アマボールデルバンド
ナレーター 鈴木瑞穂
秋吉久美子
音楽
佐藤勝
製作
佐藤一郎
市川喜一
宮古とく子
撮影
黒田清巳
美術
間野重雄
録音
西崎英雄
照明
岡本健一
編集
鍋島惇
監督補
後藤俊夫
助監督
松本勲
特殊技術
川北紘一
MA
アオイスタジオ
現像
東洋現像所
協力
豊富町
航空ジャーナル
ブロンドハイムプロダクション
脚本
山田信夫
原作
山崎豊子
監督
山本薩夫
関東軍参謀の壱岐正(仲代達也)は、侵攻してきたソ連軍の捕虜となりシベリアに抑留される。
屈辱的で過酷な仕打ちを11年間受け続け日本に帰国する壱岐。
関東軍参謀だった腕を見込んで近畿商事社長の大門(山形勲)にスカウトされる壱岐。
軍事にかかわらないことを条件に近畿商事に入社する壱岐。
そのころ近畿商事は次期主力戦闘機候補F-104スター・ファイター戦闘機の代理店となり、
F11F-1Fスーパー・タイガー戦闘機の代理店である東京商事と熾烈な争いを展開していた。
壱岐の関東軍参謀だった腕とともに、コネを期待する大門社長。
航空自衛隊の川又空将補(丹波哲郎)は、満州で命を助けてもらった恩人である壱岐に
F-104スター・ファイター戦闘機の優秀さ、
F11F-1Fスーパー・タイガー戦闘機が試作機しか製作されていないことを説き、
F-104スター・ファイター戦闘機の重要性を主張する。
一方、内務省出身の貝塚防衛庁官房長(小沢栄太郎)と東京商事の鮫島航空機部長(田宮二郎)はF11F-1Fスーパー・タイガー戦闘機入札のため、札束攻勢をかけてくる。
それを久松経済企画庁長官(大滝秀治)と阻止する壱岐だった。
この件を受けて優秀さが証明された壱岐は、近畿商事航空機部長(高城淳一)をさしおいて、次期主力戦闘機商戦の主力となる。
軍事にはかかわらないと決めていた壱岐だったが、次第に血が熱くなっていく。
壱岐は元航空自衛隊の航空機部員・小出(日下武史)を利用して航空自衛隊の芦田2佐(小松方正)から内部情報を聞き出し、
F-104スター・ファイター戦闘機選定に有利なように価格を設定する。
しかし、芦田2佐と小出は逮捕されてしまう。
警視庁捜査二課長(高橋悦史)は近畿商事航空機部部長を主犯と睨むが、
小出が主犯は壱岐であると自白する。
そんなおり、川又空将補が貝塚防衛庁官房長から栄転の形をとった事実上の左遷を言い渡される。
F-104スター・ファイター戦闘機有利となったことへの報復だった。
川又空将補は怒り狂い貝塚防衛庁官房長を殴ろうとする。
意気消沈した川又空将補は自殺する。
超重厚な作品。
共産党員の山本薩夫が監督のため、余計な左翼シーンも多いが、
それを抜きにすれば近畿商事(伊藤忠商事)と東京商事(日商岩井)の戦い、政界・官界の腐敗など楽しめる。
源田・航空自衛隊航空幕僚長をモデルとした原田・航空自衛隊航空幕僚長を演じる加藤嘉は源田に似ている。
貝塚・防衛庁官房長のモデル海原・防衛庁官房長はアメリカ合衆国海軍と合衆国空軍が採用したマクドネル・ダグラスF-4ファントムⅡ戦闘機の採用に反対し発展途上国用の昼間専用レーダー非搭載の格安戦闘機ノースロップF-5フリーダム・ファイター戦闘機の採用を主張した。
海原・防衛庁官房長は航空自衛隊のF-99ボマーク地対空ミサイル配備に反対した。海原・防衛庁官房長は、F-99ボマーク地対空ミサイルは核弾頭搭載可能で北海道北部から極東ソ連を攻撃できると主張した。陸上自衛隊にMIM-3ナイキ・アジャックス地対空ミサイル、MIM―14ナイキ・ハーキュリーズ地対空ミサイルを配備する計画だったが、MIM-3ナイキ・アジャックス地対空ミサイル、MIM―14ナイキ・ハーキュリーズ地対空ミサイルは航空自衛隊に配備され、陸上自衛隊にはより射程距離が短いMIM-23ホーク地対空ミサイル配備となった。
ちなみに東京商事の鮫島航空機部長のモデルとなった日商岩井の海部八郎氏の最期は無念だったと思われる。


コメントをお書きください