日本の国家安全保障2000年代273 マス・メディアにおける論議73

日本の国家安全保障2000年代 



マス・メディアにおける論議





読売新聞 2007年の主張 3

 

 

 

 

 

2007年8月26日

 

朝刊の社説、

 

 

「次期戦闘機 日米同盟踏まえた機種選定を」

 

 

 

おいて、

 

 

「東アジアでは中国の空軍力の近代化が著しい。20~30年後の日本の安全保障環境を見据えれば、防衛省が最も高性能なF22の導入を追求するのは理解できる。」、

 

 

「ただ価格、機体整備の利便性など、様々な条件を吟味し、総合的に判断すべきだ。F22を導入できないときに備えて、米英などが共同開発中のF35など、代替案を検討する作業も不可欠だ。」、

 

 

「日米両政府は軍事情報包括保護協定(GSOMIA)を締結した。情報漏えいには政府全体で取り組むべきだ。」

 

 

と、

 

 

「1980年代後半の次期支援戦闘機(FSX)をめぐる防衛摩擦の再来のよう情報漏洩に甘い日本に注意を促している。そして、「1980年代後半の次期支援戦闘機(FSX)をめぐる防衛摩擦の再来のようなことがあってはならない。」

 

 

 

主張している。

 

 

 

 

 

三菱重工業/ロッキード・マーティンF-2支援戦闘機(旧称・F-16SX-3)

 

は、

 

自重9527kg、

 

離陸最大重量22100kg、

 

エンジン

 



ゼネラル・エレクトリックF110-GE-132

で、

 

推力131,2kN×1

 

である。

 

 

 

三菱重工業/ロッキード・マーティンF-2(旧称・F-16SX-3)支援戦闘機

 

は、

 

次期支援戦闘機FSX

 

として、

 

三菱重工業

 

 

ゼネラル・ダイナミクス

 

 

共同開発することになった。

 

 

 

次期支援戦闘機FSX

 

 

当初、

 

機体は日本単独開発、

 

エンジンはアメリカ製を導入する

 

計画であった。

 

 

アメリカ

 

では、

 

日本の航空機開発能力は低いと主張する合衆国空軍、国防省、

 

日米貿易摩擦により日本の対アメリカ貿易黒字縮小を求めるアメリカ議会、

 

自動車だけでなく航空宇宙防衛産業でも日本が力をつけることを懸念するアメリカ商務省、産業界の批判

 

があった。

 

 

 

その結果、

 

機体の開発にもアメリカ企業が関与することになる共同開発が最適という結論になった。

 

 

ベースとなる機体は

 

ゼネラル・ダイナミクス F-16C/Dブロック40ファイティング・ファルコン戦闘機

 

となり、

 

機体の開発にはゼネラル・ダイナミクスが関与することが最適とされた。

 

 

 

FSX

 

 

ゼネラル・ダイナミクス F-16C/Dブロック40ファイティング・ファルコン戦闘機

 

 

ベース

 

 

三菱重工業とゼネラル・ダイナミクスが共同で開発することになった。

 

 

 

しかし、

 

クライド・プレストウィッツ元・商務省次官補代理

 

 

「アメリカの航空機開発能力、航空機技術が日本に奪われる、盗まれる」

 

 

マス・メディアにおいて強く主張し、

 

FSX

 

 

FSX問題としてアメリカ議会で取り上げられることになり、

 

アメリカ議会での議論は紛糾した。

 

 

 

アメリカ議会、マス・メディアでの批判

 

 

受けて

 

ゼネラル・ダイナミクス

 

 

フライ・バイ・ワイヤFBW技術のソース・コード提供を拒否するようになり、

 

フライ・バイ・ワイヤFBW技術は日本が開発することになる。

 

 

三菱重工業が全開発の60%、ゼネラル・ダイナミクスが全開発の40%を担当することになった。

 

 

その後、

 

ゼネラル・ダイナミクスの戦闘機部門はロッキードに売却され、

 

ロッキードはマーティン・マリエッタと合併しロッキード・マーティンとなる。

 

 

 

FSX(F-16SX-3、F-2支援戦闘機)

 

には

 

3重デジタル・フライ・バイ・ワイヤ1重アナログ・フライ・バイ・ワイヤの日本独自フライ・バイ・ワイヤFBW、

 

炭素繊維複合材CFRP、

 

三菱電機 J/APG-1アクティブ・フェイズド・アレイ・レーダー、

 

液晶グラス・コックピット

 

など、

 

日本独自開発の最新の技術が投入されている。

 

 

エンジン

 

 

ゼネラル・エレクトリックF110-GE-132ターボ・ファン・エンジン

 

 

導入され、

 

石川島播磨重工業IHIでライセンス生産している。

 

推力はアフター・バーナーを使用した最大推力が131,2kNである。

 

 

 

 

ロッキード・マーティンF-22Aラプター戦闘機

 

原型YF-22初飛行1990年、

 

F-22A初飛行1997年、

 

実戦配備2005年、

 

自重19,7トン、

 

推力156kN×2、

 

レーダー断面積0,0001平方メートル、

 

対空兵装

 

AIM-120C/D AMRAAM先進中距離空対空ミサイル6発+AIM-9Mサイドワインダー短距離空対空ミサイル2発+M61A2バルカン20mm機関砲、

 

対地兵装

 

GBU-32 1000ポンドJDAM統合直接攻撃爆弾2発+AIM-120C/D AMRAAM先進中距離空対空ミサイル2発+AIM-9Mサイドワインダー短距離空対空ミサイル2発+M61A2バルカン20mm機関砲

GBU-39 250ポンドSDB小直径爆弾8発+AIM-120C/D AMRAAM先進中距離空対空ミサイル2発+AIM-9Mサイドワインダー短距離空対空ミサイル2発+M61A2バルカン20mm機関砲

 

 

制空戦闘機で高度な技術で製造され、

 

 

ロッキード・マーティン

 

 

1990年代から日本への売却を希望し、

 

 

アメリカ政府

 

 

日本への売却を検討、

 

 

アメリカ上院

 

 

重鎮ダニエル・イノウエ上院議員を中心に

 

大多数の上院議員が日本への売却を主張した。

 

 

しかし

 

アメリカ下院

 

 

ロッキード・マーティンF-22Aラプター戦闘機の輸出を禁止する

 

オービー修正条項を廃止したものの

 

2009年国防権限法

 

 

F-22Aラプター戦闘機の輸出を禁止した。

 

 

 

 

ロッキード・マーティンF-35AライトニングⅡ戦闘機

 

X-35初飛行2000年、

 

F-35A初飛行2006年、

 

自重13,3トン、

 

推力173kN×1、

 

レーダー断面積0,001平方メートル、

 

対空兵装

 

AIM-120C/D AMRAAM先進中距離空対空ミサイル4発+GAU-22/Aイコライザー25mm機関砲

 

 

対地兵装

 

GBU-31 2000ポンドJDAM統合直接攻撃爆弾2発+AIM-120C/D AMRAAM先進中距離空対空ミサイル2発+GAU-22/Aイコライザー25mm機関砲

 

GBU-39 250ポンドSDB小直径爆弾8発+AIM-120C/D AMRAAM先進中距離空対空ミサイル2発+GAU-22/Aイコライザー25mm機関砲

 

である。

 

 

F-35AライトニングⅡ戦闘機

 

 

輸出を前提に開発され、

 

技術流出を許容できる範囲内の技術で製造されている。

 

F-35ライトニングⅡ戦闘機

 

 

レーダー断面積は0,001平方メートル

 

 

F-22Aラプター戦闘機

 

 

レーダー断面積0,0001平方メートル

 

より

 

ステルス性が悪い。

 

 

 

日本が導入を希望したF-22Aラプター戦闘機の導入はアメリカ下院の反対で失敗、

 

日本は次善の策でやむを得ずF-35AライトニングⅡ戦闘機を導入することになった。

 

 

FSX事件で日本は国産戦闘機の開発に失敗し、

 

日本が導入したいF-22Aラプター戦闘機の導入は失敗した。

 

 

FSX事件は日米双方の相互不信が両国家に大きな影響を与え、

 

F-22Aラプター戦闘機の導入失敗は日本の防衛に大きな影響を与えた。

 

 

 

 

 

 

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