日本の国家安全保障2010年代
第1章 平成23年度に係る防衛計画の大綱
第14節 弾道ミサイル防衛にも使用し得る主要装備・機関部隊
平成23年度に係る防衛計画の大綱
での
弾道ミサイル防衛にも使用し得る主要装備・機関部隊
は
イージス・システム搭載護衛艦
が
6隻、
航空警戒管制部隊
が
11個警戒群/隊、
地対空誘導弾部隊
が
6個高射群、
と
なっている。
弾道ミサイル防衛をうたっている
割に
数は増加せず、
配備に地域的な偏りが出ている。
6個高射群24個隊
には
対航空機・対巡航ミサイル用
の
MIM-104C PATRIОT(Phased Array Tracking Rader to Interceptor Of Target)地対空ミサイル
が
あるが
一部
を
MIM-104F PAC3(Phased Array Tracking Rader to Interceptor Of Target Advanced Capability3)地対空ミサイル
に
変更する。
合衆国陸軍
は
MIM-104F PAC3
を
1発射機
に
キャニスター4基16発
装備している
が、
航空自衛隊
は
道路交通法の制限
で
MIM-104F PAC3
を
1発射機
に
キャニスター2基8発
しか装備できず
即応性に問題が生じている。
中国
が
地上発射大陸間弾道ミサイルDF-5(CSS-4)(射程距離13000km、弾頭4MT)を20基、
DF-3(CSS-2)中距離弾道ミサイル(射程距離2800km、弾頭3MT)、
DF-4(CSS-3)中距離弾道ミサイル(射程距離4750~5400km、弾頭2Mt)、
DF-21(CSS-5)中距離弾道ミサイル(射程距離2500km、弾頭250Kt)116基以上、
DF-31大陸間弾道ミサイル(射程距離7200km以上)、
DF-31A(大陸間弾道ミサイル射程距離1万2000km)36基以上を保有、
また夏 XIA級弾道ミサイル搭載原子力潜水艦(水中排水量6500トン、弾道ミサイル12基搭載)1隻、
ゴルフ級弾道ミサイル搭載潜水艦(水中排水量2950トン、弾道ミサイル1基搭載)1隻にJL-1(CSS-N-3)潜水艦発射弾道ミサイル(射程距離2150km、弾頭250KT)を搭載、
JL-2潜水艦発射弾道ミサイルも配備中で、
094型戦略原子力潜水艦(1番艦411が2007年に就役、水中排水量8000トン、原子力蒸気タービン推進、兵装はJL-2潜水艦発射弾道ミサイル12基、533mm魚雷発射管6門)はJL-2潜水艦発射弾道ミサイルを12基搭載、4隻が就役している。
また、核弾頭搭載可能な地対地巡航ミサイルも多く保有している。
DH-10地対地巡航ミサイルは300基以上配備されていると思われる。
北朝鮮
は
弾道ミサイル開発
と
核開発
に
力を入れている。
北朝鮮
は
1980年代半ば
までに、
ソ連の開発したスカッド弾道ミサイル
を
改良した
スカッドBミサイル、
スカッドCミサイル
を
配備、
日本の本州西部、九州北部
の
脅威となってきた。
1992年
には
射程距離1300km
の
ノドン1号
の
開発に成功し、
1993年
には
日本海・能登半島沖
に
ノドン1号の試射をおこない成功、
日本に対する脅威は非常に強まった。
ノドン1号
は
すでに200基は配備されている模様である。
さらに
1998年
には
日本国土を超えるかたちで
テポドン
を
試射した。
テポドン2、ムスダンなどより射程の長い弾道ミサイルも開発中である。
発射プラットフォームは移動式で発見は困難である。
北朝鮮
は
早い時期
から
化学兵器、
生物兵器
を
保有していた。
1994年
の
国際原子力機関(IAEA)
による
北朝鮮国内の原子力施設
への
特別査察
を
拒否、妨害し、
核兵器開発への疑念は深まった。
ジミー・カーター元大統領
の
訪朝
と、
ビル・クリントン大統領
の
米朝合意
に
よって
北朝鮮
は
石油供与と軽水炉型原子力発電供与
と
引き換えに
黒鉛減速炉型原子力発電所
の
廃止
を
受け入れた。
北朝鮮は石油を無償供与されたにも関わらず核開発を継続。
無償供与された石油を返還することなく核開発を継続。
北朝北朝鮮は黒鉛減速炉の燃料棒からプルトニウムを抽出し、
核爆弾の製造をおこなった。
韓国
は
対日本向け配備と公言する
ボーイングF-15Eストライク・イーグル戦闘爆撃機の韓国版ボーイングF-15Kスラム・イーグル戦闘爆撃機
と
AGM―84H SLAM-ERスタンド・オフ陸上攻撃ミサイル射程延伸型、韓国国産巡航ミサイル天竜巡航ミサイル
とともに
韓国国産ミサイル玄武シリーズ弾道ミサイルを急増させている。
ロシア
は
大陸間弾道ミサイルを中心に弾道ミサイルを配備、
特に
ロシアの大陸間弾道ミサイル
は
移動式
で、
早期発見は困難である。
大陸間弾道ミサイル
は
SS-18(射程距離16000km、弾頭500KT×10)が54基、
SS-19(射程距離9000、弾頭50KT×6)、が40基、
SS-24(射程距離10000km、弾頭550KT×10)が46基、
SS-25(射程距離10500km、弾頭550KT)が160基、
SS-27(射程距離10500km、弾頭550KT)が28基、
RS-24が24基、
ある。
弾道ミサイル搭載潜水艦
は、
667BDRデルタⅢ級弾道ミサイル搭載原子力潜水艦4隻、
667BDRMデルタⅣ級弾道ミサイル搭載原子力潜水艦7隻、
941タイフーン級弾道ミサイル搭載原子力潜水艦1隻、
955/955Aボレイ級弾道ミサイル搭載原子力潜水艦3隻、
885/885Mヤーセン級弾道ミサイル搭載原子力潜水艦1隻、
がある。
潜水艦発射弾道ミサイル
は、
SS-N-8(射程距離9100km、弾頭1MT)、
SS-N-18(射程距離8000km、弾頭100KT×7)が48基、
SS-N-20(射程距離8300km、弾頭100KT×4)、
SS-N-23(射程距離8300km、弾頭100KT×4)が96基である。
核弾頭搭載巡航ミサイルSS-N-21(射程距離3000km、弾頭200KT)もある。
戦略爆撃機
は
ツポレフTu-160爆撃機が11機、
ツポレフTu-95MS爆撃機が55機で、
核爆弾は約200基である。
後継爆撃機にステルス爆撃機のPAK-DA未来型長距離航空機を開発中である。
このような状況
で
平成23年度に係る防衛計画の大綱
での
弾道ミサイル防衛にも使用し得る主要装備・機関部隊
は
RIM-161 SM3艦対空ミサイル
を
装備する
海上自衛隊のイージス護衛艦6隻
と
MIM-104F PAC3地対空ミサイル
を
配備する
航空自衛隊の6個高射群24個高射隊
のみである。
弾道ミサイルと強調する割には何もしない民主党。


コメントをお書きください