第1節 東アジア各国の戦力 アメリカ合衆国太平洋軍 1995年-2017年7
オリヴァー・ハザード・ペリー級フリゲートは、
満載排水量4100トン、
1番艦FFG-7オリヴァー・ハザード・ペリー1982年就役、
ガス・タービン推進、
兵装は
Mk13単装ミサイル発射機に40発(RIM-66スタンダードMRミサイル艦対空ミサイル、RGM-84ハープーン艦対艦ミサイル搭載)、
Mk32 324mm短魚雷発射管2基にMk46魚雷6発搭載、
Mk75 76mm単装砲1門(OTOメララ・コンパクト砲)、
Mk15ファランクス20mmバルカン機関砲近接防御武器システム1基で、
搭載ヘリコプターはシコルスキーSH-60Bシー・ホーク/SH-60Fオーシャン・ホーク哨戒ヘリコプター2機である。
太平洋艦隊には15隻配備されている。
最近は密輸取り締まり、対テロのためMk13ミサイル発射機に代えてMk38 25mm機関砲を装備している艦も多い。
しかし、就役から時間がたち、退役、予備艦隊移転、海外売却が進み、2014年会計年度いっぱいで全艦退役することになった。(注9)
オリヴァー・ハザード・ペリー級フリゲートの事実上の後継は、LCS(沿岸戦闘艦)である。ロッキード・マーティン提案マリネット・マリーン造船所建造のフリーダム級LCS(1番艦LCS-1フリーダム)と、オースタルUSA提案ゼネラル・ダイナミクス・バス・アイアン・ワークス建造のインディペンデンス級LCS(1番艦LCS-2インディペンデンス)が採用されている。
フリーダム級沿岸戦闘艦は、
満載排水量3354トン、
1番艦LCS-1フリーダムは2008年就役、
ガス・タービン、ディーゼル推進、
兵装はMk110 57mm砲1基、
Mk46 30mm機関砲2基、
シーRAM回転飛翔体ミサイル近接防御艦対空ミサイル11発で、
搭載航空機はヘリコプター2機もしくはヘリコプター1機および無人航空機3機である。
インディペンデンス級沿岸戦闘艦は、
満載排水量2841トン、
1番艦LCS-2インディペンデンスは2010年就役、
ガス・タービン、ディーゼル推進、
兵装はMk110 57mm砲1基、
シーRAM回転飛翔体ミサイル近接防御艦対空ミサイル11発で、
搭載航空機はヘリコプター1機および無人航空機3機、またはヘリコプター2機である。
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